ゴンゾー・マーケティング

ゴンゾー・マーケティング
クリストファーロック(2002) / 山形浩生(訳)
人間の声で語るためには、企業はコミュニティの懸念を共有しなければならない。でもその前に、そのコミュニティに所属することだ。企業は、自分の企業文化がどこで終わるかを考える必要がある。もし自分の文化がコミュニティ以前の段階で終わってしまうなら、市場は手に入らない。人間のコミュニティは対話に基づいている‐対話とは人間の懸念についての人間の発言だ。発言のないコミュニティが市場だ。コミュニティに所属しない企業は死ぬ
品質がほしければ品質管理部門をなくせ…品質を全員の仕事にしろ(W・エドワーズ・デミング)
どこを見てもビジネスは社会的価値を発見しているし、社会目的の組織はビジネス原理を発見している。そしてどちらもお互いに手をさしのべることで、自分たちの利害関係者に新しいメリットを作り出せることを見いだしている(ローザベス・モス・カンター)
社会資本とはネットワークのことで、ネットはすべてのネットワークを終わらせるネットワークだ(ロバート・D・パットナム)
社会資本理論の中心的な発想は社会ネットワークには価値があるということだ…社会的接触は個人や集団の生産性に影響する(ロバート・D・パットナム)
社会資本=個人間の結びつき‐社会ネットワークとそこから生じる相互性と信頼性の規範(ロバート・D・パットナム)
一般化された相互性に基づいた社会は、不信感に満ちた社会よりも効率がよい。信頼性は社会生活の潤滑油となる(ロバート・D・パットナム)
ニュー・ジャーナリズムは、社会的スキャンダル暴露者よりさらに一歩進みたいという衝動を受け入れたものだ。
ジャーナリストは実は不満を抱いた小説家なのだ(トム・ウルフ)
マスマーケティングの隆盛は、何世紀にもわたって消費者が個人として扱われてきたという事実を見えにくくしてしまった
ウェブ上のジャーナリズムはこれまでのわれわれが知るジャーナリズムではない…「最新のもの」に注目しろという度合いが少なく、むしろおもしろいと思うことを見ろとうながす。「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どうした」を理解するよりは、その先はどうなる?を見ろとうながす…マーシャル・マクルーハンが述べたように「内容はいつも別のメディアだ。マスコミの内容は文字の生命、本の内容は演説、映画の内容は小説…明らかになったことはウェブのコンテンツはニュースだということだ」(スティーブン・ジョーンズ)
マーケティングの根本メッセージは「あなたのお金をよこしなさい」から「あなたの関心を共有しています」に変わらなきゃいけない
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