ブログスフィア

ブログスフィア
ロバート・スコーブル, シェル・イスラエル(2006)
始まりは会話からだった。それからブロードキャスト・メディアに進出し・・・当社はまた会話に戻っている。ぐるっと一周した格好だ(テリー・キャッチポール)
ツール欲:人は新しくて、簡単で、速くて、より良いものに対して、感情的なこだわりを持つ(ヨッシ・バーディ)
「パッション・チャンバー(情熱の部屋)」・・・会話型マーケティングにおける重要なテーマの典型・・・人は義務として何かに関わるより、何か新しいものに胸をときめかせて自発的に関わる方が熱心になるものだ。人々はそれを試し、好きになり、そして受け渡していく。・・・「心に住みつき、いつもはなれない」
「人々は、話を聞かれていると思うと、ずっと礼儀正しくなる」(マイクトーレス)
ラッツは企業経営の透明性の範を示している・・・人の意見を聞きたいとも考えている・・・多くの人は彼の言葉に誠実さと信頼性を感じ取っている・・・これはブログの2大要素だ・・・ラッツはさらに情熱と権威という・・・ふたつの要素もある
あなたの声を聞かせてください
語れ、売り込むな・・・ブログのユーザは他人の考えを求めている・・・話しかければ・・・聞いてくれる・・・強引に売り込めば・・・せいぜい黙って逃げていく
私の読者は全体として私よりも賢い(ダン・ギルモア)
アーネスト・スベンソンは…同情を禁じえないような状況でも、サービス精神を忘れていない…彼は常に透明性や正当性を失わない…ブログを読んでいるうちに…非常にスマートで、愉快で、信用できることがわかってくる
2000年…ベン・マッコネルとジャッキー・フーバは…マス広告から足を洗い、クチコミによるエバンジジェリズムに焦点を移した。押し付けがましいバイラル・マーケティングやバズ・マーケティングではなく、上得意を味方につける戦略的な考え方を追求しようと思った…「エバンジュリスト顧客を生み出す:ロイヤル・カスタマーはいかにして自発的営業チームになるのか」…6つの企業行動:
1.継続的に顧客からのフィードバックを求めよ
2.自由なナレッジ共有に努めよ
3.クチコミネットワークを専門的に構築せよ
4.顧客コミュニティに顔合わせや情報交換を促せ
5.専門性が高く、手軽に試せるものを提供せよ
6.世の中や自分の属する業界をより良くするものづくりに集中せよ
ブログは一過性の流行ではない。どんな会社にとっても、継続的かつ自発的に一般消費者と関係を保つことは重要だ。それによって、ブログならではの透明性が得られる。ブログは管理できないから信用があり、事実に基づいているから持続性があり、会社の製品やサービスについてのコメントに基づいているからパワフルだ。賢い会社ならオンライン上での批判に学ぶものだし、どんな情報源に基づいてでも製品やサービスを継続的に改善するものだ(リチャード・エデルマン)
危機に瀕したときは、反応のスピードが第一だ。その昔、ジョンソン・エンド・ジョンソンはタイレノールに毒を盛られて7人の死者が出たときに…目にも留まらない速さで、全タイレノールを回収した。責任をそっくり引き受け、犠牲者に深い哀悼の意を尽くし、犯人逮捕につながる情報提供に謝礼を出すとも発表した。そして開封済みパッケージがわかる仕組みを導入し、今日ではすべての薬や食品のパッケージはこれを使っている
敵にでも、競争相手にでも、リンクを張ろう
会話の時代
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