もうひとつのプレゼン―選ぶ側の論理

もうひとつのプレゼン―選ぶ側の論理 野口恭平(2010)
「あらかじめ定められた日程」は「節目」となって準備の効率化をうながす
「割りあてられた制限時間」は「端的」な情報伝達をうながす・・・
「提案者の説明」は「客観性」をもたらし、
「関係者の同席」は「オフィシャル」な位置づけをもたらす
プレゼンにおいてもっとも重要なのは・・・「課題に対する理解」を提案者に徹底することではないか
それをうながすのが、ブリーフィングだ・・・ブリーフ(brief)=要約する、短い指令を出す
・・・いわば行動指針にもなりうるものであるから・・・示される目的や意図は「明確なもの」でなくてはならない
・・・「明確」とは・・・「課題なり、問題なりが、しぼり込まれている状態」を意味する
・・・理由は2つある・・・「失敗しない確率を上げるため」・・・
もうひとつ・・・は、「案のアイデアをジャンプさせる」ことにある
「アドブリーフ」・・・ポイントとなる要素は・・・3つある
「コミュニケーションターゲット」と「広告メッセージ」、それに「コミュニケーショントーン」
・・・「だれに・・・なにを・・・どのように・・・伝えるか」を明確にすること・・・
アドブリーフの使命はこれにつきる
情緒の部分に踏み込んで整理する
人は重大な決断ほど機能やベネフィットを吟味する
「なにを」を導きだすために「だれに」をはっきりさせる
広告メッセージの必要条件
「そのメッセージに提案性があるかどうか」
「メッセージが商品の価値と合致しているかどうか」
「他社商品にもあてはまらないものかどうか」
「嫌悪感のあるものではないか」
「社会的に問題があるものではないか」
発注者の目
「的を射た案」は「的を射た理解」から
購入者の目
“買い上げる”条件を満たしているか
セールスマンの目
「説明の言葉」を探す・・・最大の障害は“身内”にある・・・社内への“セールス”においては「負けないこと」が大切だ
実行者の目
実現できない案はないも同じ
カスタマーの目
自分がカスタマーだったらどう感じるか
社長プレゼン
トップが見るのは「ロジックの流れ」
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