ソーシャルメディアは津波である

「耳を傾ける」、「話をする」、「活気づける」、「助け合いを支援する」、「統合する」と、活用法を無難なものから段階的に、豊富な事例を交えて紹介する。

すると、第一章では(まんまと)眉をひそめた私めも「なるほどなるほど」と、グランズウェルとうまくやっていけそうな気になってくる。翻訳がいまいちで眠気が妙に高まる翻訳書も多いが、本書の訳はすばらしいと思う。全然寝られなかった。

本書はまず、CGMだWeb2.0だといった世界を「グランズウェル」と呼ぶことで、目の前でまさに起こっている、自分も巻き込まれつつある大激流だというような具体的なイメージを植え付けた(私に)。そして、真正面から対峙し、コミュニケートしていく方法を、じっくりと丁寧に紹介してくれた。

そして、そのためには「マーケティング」という名でしばしば語られがちな小手先だけの手法ではどーにもならず、グランズウェルに耳を傾け、前進を寄り添わせ、棹さして共に流れていくような姿勢が必要である

マーケティング担当者を(たぶん)勇気付ける本「グランズウェル」 :Heartlogic

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