流入はメールからが7割、facebookからが3割。香港のGrouponライクサービス @gobuya

Grouponレースの盛り上がりはとどまることを知らない

このビジネスには色々な意見があるようだが、現在までに大手含む10社以上がレースに参加、Pikuが6億5千万円の調達を成功させるなど、ソーシャルゲーム以外での、久々のホットな話題であることは間違いない

このビジネスの注目点は…共同購入のアイデアにソーシャルウェブ、リアルタイムデータ、フラッシュマーケティングという新しいトレンドが融合した結果、あらゆる人々が動いたのだ

特に重要なのがトラフィックの変化、つまりGoogleからfacebook、Twitterといったソーシャルウェブへの移行だ
Googleではできなかったリアルタイムかつ、ソーシャルなトラフィックの流れは、Grouponビジネスを巨大化させる要員のひとつとして挙げられている

GOBUYAは香港のスタートアップ、Allo Online Solutionが提供する共同購入サイトだ
内容はまさしくGrouponライクで、フラッシュマーケティングに必要な、1日1ディール(毎日商品が変わるわけではない)の形式や期限時間表示、1ページのUI、ソーシャルウェブへの誘導など、日本でもおなじみの作りになっている
ーー1つをのぞけば
そう、ベースになるソーシャルウェブがfacebookなのだ
彼らのファンページには現在15000人が登録している

「6月に始めてiPadをプレゼントに抽選をやったところ、ファンページには3週間で5000人が集まりました
最初に販売したアイスは1日で1000人以上が買ってくれた」と話してくれたのは、ファウンダーのWai-Lun Hong氏
「これまでに用意したディールは15件
6件が上限一杯まで購入されて、他も90%まで購入された」そうで、もっとも多く売れたのはファーストフードのセットで1500人が購入している
流入トラフィックはメールからが約7割、facebookからが3割だそうだ

興味深いのはfacebookを活用した顧客フォローだ
「香港でも3カ月前ぐらいから10社ほどがこのビジネスを始めた
差別化のために顧客フォローを積極的にやっている」
facebookのファンページには購入客からの質問や感想が並ぶが、それに丁寧に応えることで、満足度を挙げようというわけだ
当然、日本のプレーヤーもTwitterのリプライ等でこのあたりの顧客フォローを積極的におこなっているが、どうしてもあのシンプルなタイムラインでは限界があるだろう
この点、facebookは各ディール毎にコメントがつくので分りやすい

もうひとつ面白いのが写真を使ったキャンペーンだ
ファンページの写真タブには購入した顧客がクーポンと一緒に写った写真が並ぶ
これはGrouponもおこなっている同様のキャンペーンでクーポンを引き換えるときの写真を送れば、抽選で商品券がもらえるというものだ

今後、このサービスが単なる安いチケット購入場所に見えたとき、一番最初に離れるのは店側だろう
店側が期待するのは集客であり、プロモーション効果であり、顧客との関係作りだ
この写真キャンペーンがよいかどうかは別として、リアルなキャンペーンやイベントは重要な要素となるはずだ

[jp] facebookをGrouponビジネスに活用する方法。香港GOBUYAの顧客フォローとは?

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