携帯放送会社、ドコモにソフトバンクも出資 @nikkeionline

ソフトバンクは、NTTドコモが中心となって2012年春にも開始する携帯端末向け放送のインフラ運営会社に出資する方針を固めた
ドコモ子会社で同放送の準備を進めるマルチメディア放送(東京・千代田)の二木治成社長が16日、日本経済新聞の取材に対し「ソフトバンクとKDDIに出資を要請したい」と発言
ソフトバンク幹部も応じる姿勢を明らかにした
携帯電話大手が共同で新放送の運営を進める

新放送の事業会社は、放送設備を運営するインフラ会社と、コンテンツを提供する委託会社に分かれる
ドコモは近く、インフラ会社を設立する方針で、マルチメディア放送の株主であるフジテレビジョンなど民放各社、伊藤忠商事などに加え、携帯電話メーカーなどに広く出資を呼びかける
KDDIは放送参入をドコモと争った経緯もあり、事業計画などを詳細に検討した上で判断するとみられる

二木社長は「11年冬をめどにドコモなどが発売する携帯電話に放送を受信するためのチップを搭載する」と話し、発売後5年間で5000万台の対応端末の普及を目指す
「スマートフォン(高機能携帯電話)のほか、無線機器やテレビにチップを組み込んで、夜間など視聴時以外にもコンテンツを蓄積できるようにする」方針だ

サービス開始に向け二木社長は「情報交換会などを通じて、委託会社や端末メーカーに広く技術を開示したい」と表明
また「ドコモが過半を出資して委託会社を設立する」と話し、ドコモとして設備運営だけでなく、放送事業に本格参入することも明らかにした

携帯端末向け次世代放送はテレビのアナログ放送終了に伴って空く電波の帯域を使って始める新サービス
ドコモとKDDIが参入枠を巡って争い、電波監理審議会の答申を受けて総務省がドコモ側を選んだ

携帯電話向け地上デジタル放送「ワンセグ」に比べて大容量のコンテンツを送ることが可能なほか、放送局以外にも幅広い企業が放送事業に参入できるようになる

ドコモの携帯放送インフラ会社、ソフトバンクも出資  :日本経済新聞