福島第一の放射性物質の影響について – FRANCE MEDIA NEWS 福島原発と東北関東大震災に関するフランスメディア・ニュース

福島第一の放射性物質の影響について

 

CRIIRADの科学チームは、524日より以下3つの目的で日本の状況を現地調査をしている。

 

 

1)調査

ブリュノ・シャレロン(Bruno Chareyron)CRIIRAD研究所責任者、原子物理学技師)とクリスチャン・クルボン(Christian Courbon)(フィールド調査専門技術者)は、524日より茨城県から現地測定を始め、2日前より福島県入りしている。汚染地域の居住者が被る放射能レベルを測定し、環境汚染レベル及び食品汚染を測定し、公式測定結果が現地の実情を正しく伝えているかどうかをチェックすることが目的。

 

 

2)研修と備品提供

CRIIRADは、1ヶ月前より、人の健康、特に子供の健康への影響を最大限に抑えるため、環境における放射線調査に乗り出した市民や市民団体に情報と備品を提供する活動をしている。CRIIRADは、そのパートナー団体(特に「PROJET 47」)に対して15,000ユーロ以上の備品を貸与し、食品調査に充てる備品購入費用を提供した。PR0JET 47 の目的は、被災地により近い場所で現地団体と連携し、独立した無料の調査ステーションとを設置することである。1ヶ月以上前より、PROJET 47代表岩田渉(わたる)氏とともに研修活動が活発に行なわれている。岩田氏は現在CRIIRADチームと現地で調査に関わり、成果も徐々に出てきている。

 

 

3)人的被害を最大限に抑える

CRIIRADは、25年来蓄積した経験と国際的に得た信頼性の全てを、人間の放射能汚染保護の向上に捧げるべく全力を尽くしている。

 

a / 居住者の放射能照射レベル調査において確認された重大な欠如、人間の放射能保護措置の実施における深刻な不足要素(特に312日から16日の最も深刻な時期)についてまとめる

 

b /  ここ2ヶ月来目立つ情報不足についての分析(1986年、フランス政府は「チェルノブイリはウインタースポーツ2週間分に相当」と繰り返していた。2011年、日本では「福島第一はスキャン1回分に相当」とされている)

 

c / 居住者、特に子供や胎児の放射能照射を最小限に抑えるため、国内外レベルで活動が始まっている。放射能保護規格(1年に20ミリシーベルト)の問題と食品汚染問題は日本国外まで広く及んでいる。福島第一の影響は、今日国籍を問わず地球市民に関係する問題である。

 

 

 

講演および情報会議プログラム

 

529日(日) 午前11時〜午後530分まで 福島市にて

 

住所  福島市大町4-15 チェンバおおまち 3階 電話番号:024-526-4533

 

子供達を放射能から守る福島ネットワークの協力により、ブリュノ・シャレロン(CRIIRAD)氏と岩田渉氏(PROJET 47)が以下の予定で参加します。

 

午後1時〜
3時: 食品汚染の測定ワークショップ(消費者、生産者向けに無料測定)

 

午後330分〜530分(延長可能性あり): 講演及び一般公開議論。放射能照射可能性の理解、保護の方法(とその限界)、放射線保護規格の問題などを軸に説明。参加者からの情報とアドバイス要請に大幅に時間を割く(避難、学校の調査、交通や娯楽に関連する特定の危険、補償問題、健康上の危険、除染の可能性などについて既に多くの質問を受けている)。

 

 

530日(月) 午後1時より 福島市で記者会見

 

参加者:ブリュノ・シャレロン(CRIIRAD)氏、岩田渉氏(PROJET 47

住所: 福島市曽根田市1-18  MAXふくしま 4 AOZ

電話番号:024-533-2344

 

 

61日(水) 午後1時より 東京にて記者会見

 

住所: 千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル 10階ホール 日本記者クラブ

言語: フランス語、日本語

電話番号:03-3503-2721 

メンバー以外の方、個人的なインタビューについては以下電話番号まで登録要 090-6193-0331

東京にて2回目の記者会見(英語)の予定あり(特に海外特派員向け、及び教育・情報ワークショップ)

 

 

リンク: http://www.criirad.org/actualites/dossier2011/japon_bis/sommaire.html

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