「知性が好調に回転しているときの、高揚感と多幸感」 暴言と知性について http://goo.gl/K82Ek

コミュニケーションを順調に推移させるためには、「相手が自分の言うことを理解できるまで、知的パフォーマンスを向上させるためにはどうすればいいのか?」という問いが最優先する
少なくとも30年間の教師生活において、私はそのことを最優先の課題としてつねに考えてきた

学生に向かって「お前はバカだ」とか「お前はものを知らない」というようなことを告げるのは(たとえそれが事実であったとしても)、教育的には有害無益である
「お前はバカだ」と言われて、頬を紅潮させ、眼をきらきらと輝かせて、「では、今日から心を入れ替えて勉強します」と言った学生に私は一度も会ったことがない
教師として私は、若者たちに「知性が好調に回転しているときの、高揚感と多幸感」をみずからの実感を通じて体験させる方法を工夫してきた
その感覚の「尻尾」だけでもつかめれば、それから後は彼ら彼女らの自学自習に任せればいい
いったん自学自習のスイッチが入ったら、教師にはもうする仕事はほとんどない

暴言と知性について (内田樹の研究室)

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