「ブランド!ブランド!ブランド!」(2003) ダリル・トラヴィス

「ブランド!ブランド!ブランド!」(2003) ダリル・トラヴィス

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ブランドは、企業の一部ではない
企業そのものである

ジョン・ケネス・ガルブレイスは、かつてこう言ったことがある
スーパーマーケットでカートを押しているときに、人は自分の心の奥底の感情に触れるのだ、と

実業家たちは、ビジネスの本質が、製品とサービスに関する素朴な質問―
「それはあなたをどんな気持ちにさせるか」 にあることに…気づきつつある

ブランド構築とはひとつのスキームではない
企業の生命にほかならない
…それは、「約束を守り、信頼を得る」ことをすべてのビジネスの核の基本とし、最善を尽くすことである

「偉大なブランドとは、完結しない物語なのです
それは、進化し続けるたとえ話です
そして、深遠なもの、神話を理解する根本的な人間の力と結びつくのです
人間は、物事をより高い次元で理解する必要があったのです
われわれは、自分よりも大きな存在の一部であると思いたいのです
この意識を従業員や顧客に顕示している企業は、何か力強いものを呼び起こすのです」 
(スコット・ベドベリー)

キーワードは、感覚である
…最も重要なことは、「それはあなたをどんな気持ちにさせるか」という質問に答えることである

製品は工場で生産されるが、ブランドは人の頭と心のなかでつくられる

心の迷いは、そのままブランド間の違いを表している
実際の違いではなく、純粋な認知、…記憶によって形成された違いである

ブランドには、…独自のアイデンティティがある
…アイデンティティとは、すべての人が求めるものである
それなくしては生きられないものである
人は、仕事、財産、服装、話し方など、さまざまな手段を使ってアイデンティティを手に入れる
…ブランドからも、アイデンティティを得る

ブランドを求めるもうひとつの理由は、時間の節約である
それが本物かどうか悩む必要がない
予測可能な経験を約束してくれる
ますます時間が貴重になっていくなかで、これは重要である

「マーケターは長年、ブランドを資産と考えてきた
しかしブランドは資産ではない
ほんとうの資産は、ブランド・ロイヤルティである」 (ラリー・ライト)

キャンベルスープの例:
購買者を、高利益を生む客、利益を生む客、ボーダーラインの客、避けるべき客の四種類に分類
高利益を生む客は、ボーダーラインの客の三倍の利益をもたらしている
ブランドの総利益は、全体のわずか10%の顧客からもたらされた

「…すべての顧客が自社ブランドの支持者になるまで、マーケターに休みはない」 
(ジョシュ・マックィーン)

「左脳と右脳には、常に葛藤がある
…理由づけをしたいという欲求と、無駄な思考から逃れたいという欲求との…戦いだ」 
(ハリー・ベックウィス)

調査とはひたすら耳を傾けること

「…事業の目的は、顧客をつくり出し、顧客を満足させることである
…組織の目的と意義は、人を生産的にすることであり、…結果として、
個々の技術、期待、信念は共通の成果を達成することができる」 (ピーター・ドラッガー)

「…すべての顧客が手にメガフォンを持っている
…顧客はオンラインで、今まで以上に大きな影響力を持つ
満足しなければ、…何千人もの人にそう伝えることができる
同様に、もし満足すれば、そのことが何千人もの人に伝わるのだ
顧客中心企業に変わっていかねばならない」

午前七時にフェデックスの営業所に電話をかけ、シカゴに至急荷物を送りたいと言うと、
返ってきた返事は
「喜んでお引き受けいたします
そういう仕事は得意ですから」
だった

強力なブランド…は強力な感情を生み出す
…ブランドは、…顧客の脳に入り込む
…最も強力なブランドは伝統を破って顧客の心を盗むのだ

「われわれが売っているのは幸せです
世界で一番の商品なのです」 (トニー・アルトベリ)

「目指しているのは、品揃えではなく、ショッピング経験です
店を出られたとき、お客様の気分が高揚していれば、と願っているのです」 (ジョン・キャンベル)

もはや経済は、単に商品やサービスを売る段階から、経験の段階へと移行した
「サービスを買うとき、客は自分のために行われる目に見える活動を購入する
しかし経験を買うとき、客は、客個人のために用意された記憶に残るイベント…のために金を払う」
「製造よりもサービスが重要になったように、経験がサービスよりも重要になる」
(B・ジョセフ・パイン二世、ジェームズ・H・ギルモア)

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