KDDIの3M戦略。 @itmedia

中期的には、国内事業の軸に「3M4 件戦略」を据える
(1)マルチユース、(2)マルチネットワーク、(3)マルチデバイス──の3つで、さまざまなコンテンツを最適なネットワークを介してスマートフォンやフィーチャーフォン、タブレット、PCなど多彩な端末で利用できる環境を構築
これまでは各事業・サービスごとに縦割りだったが、個人・世帯をベースにシームレスに組み合わせていくことで売り上げを最大化していく狙いだ

田中社長によると、「KDDIの競争力の源泉」となるのがマルチネットワークだ
従来は宅内や駅前などでもビット単価の高い3Gネットワークでカバーしてきたが、今後は3Gをベースに宅内の高トラフィックには安価なWi-Fiで、モバイルの高速ニーズにはWiMAXで対応するなど、増大する一方のデータトラフィックをマルチネットワーク化で分散しながら収容していく
au4 件の3G、固定(FTTH)、UQ WiMAX、J:COMのCATVをサービスメニューに持つKDDIならではの強みであり、バックボーン共有化で運用コスト低減も図る

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マルチネットワーク化で高速通信ニーズとビット単価の低減を進めながらネットワーク運用コストを下げ、売り上げ増とコスト削減をそれぞれ進めていく戦略だ
田中社長は「適切なネットワークを組み合わせてコストを下げていくのがマルチネットワークであり、KDDIグループにしかできないと考えている」と話す

LTEの展開計画に変更はないが、マルチネットワーク化でトラフィック分散を図ることで、基地局などLTE関連の設備投資額(15年までの合計)を従来計画の5150億円から3000億円に抑制する方針だ

固定事業が初の黒字化

2010年度(11年3月期)の連結決算は、営業利益が前年度比6.3%増の4719億円となり、10年連続の増益を達成した

売上高に当たる営業収益は横ばいの3兆4345億円
携帯電話事業が2.2%減の2兆5907億円だったが、固定通信事業が6.9%増の8973億円となり、携帯事業の減収を補った

携帯事業の営業利益は9.3%減の4389億円にとどまったものの、固定事業が240億円の黒字(前年度から682億円改善)となったことで増益を確保した
経常利益は4.2%増の4407億円、最終利益は19.9%増の2551億円だった

11年度(12年3月期)の営業利益はほぼ横ばいの4750億円を見込む
携帯事業は2.0%減の4300億円と予想しているが、固定で66.7%増の400億円を見込んでいる

東京電力による保有株式の売却については「直接打診を受けたことはない」(田中社長)という
ただ、東電の勝俣恒久会長はKDDI取締役を6月で退任する
「復旧に集中したい」と申し出があったという

KDDI・田中社長が掲げる「3M戦略」 – ITmedia ニュース

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