死亡の「おい、小池」、岡山で女性と同居生活(読売新聞) – 国内 – livedoor ニュース

死亡の「おい、小池」、岡山で女性と同居生活

小池容疑者が住んでいたマンション(20日午後10時31分)=金沢修撮影

 2001年に徳島市の父子が絞殺された連続殺人事件で、岡山、徳島両県警は20日夜、殺人容疑で警察庁指定重要指名手配を受けていた北海道出身、無職小池俊一(としかず)容疑者(52)が、岡山市内で死亡したと発表した。

 病死とみられる。両県警は11年間に及んだ逃亡の経緯などを調べる。

 発表では、19日午後9時10分頃、岡山市北区のマンションで小池容疑者と同居中の女性(67)から「(小池容疑者が)トイレで倒れている」と119番があり、約1時間後、病院で死亡確認。当初、岡山県警は検視で小池容疑者と気付かなかったが、20日に葬儀業者から「本人確認ができない。偽名かもしれない」と相談を受け、指紋などから同容疑者と断定した。

 小池容疑者は「小笠原準一」の偽名を使い、年齢も55歳と偽っていたという。女性と婚姻関係はなかったが、女性は「05年頃から一緒に住んでいた」と話している。マンションは8階建てで同市中心部にある。

 事件は01年4月に発生。同月20日、徳島市の徳島県営住宅で火事があり、1階に住む無職松田優さん(当時66歳)の遺体が見つかった。翌21日、兵庫県五色町(現・洲本市)の造成地で、松田さんの長男浩史さん(同38歳)の遺体を発見。ともに絞殺されており、徳島県警は、松田さん父子と交友関係があった小池容疑者を指名手配。「おい、小池!」のポスターが関心を集めた。

 警察庁は10年に「捜査特別報奨金対象事件」に指定。逮捕につながる有力な情報には最高300万円を贈るとしていた。

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