離島5島の特産カレー開発=沖縄県南大東村など〔地域〕:時事ドットコム


開発した特産カレーをアピールする沖縄県の離島5島の村長=24日、同県庁
 沖縄県の南大東村や多良間村など、県内でも特に人や物の行き来が少ない5離島が結集し、それぞれの特産品を使った5種類のカレーを開発した。25~27日に那覇市内で行われる「離島フェア」で先行販売し、認知度を高めるとともに、観光客の増加につなげたい考えだ。
 開発に加わったのは、粟国、渡名喜、北大東、南大東、多良間の5村。この5村は、沖縄に39ある有人離島のうち、年間観光客が1万人以下。県内でも奥の方に位置することから「おくなわ」と名付け、2013年度から共同で情報発信を行っている。
 5島で初めて共同商品を開発するに当たり、「さまざまな食材を組み合わせやすい」という理由からカレーを選んだという。2年間の試作を経て、島ニンジンやヤギ肉、ジャガイモなど各島の特産品をメインに、県産の黒糖やスパイスを調合して完成させた。
 県庁で記者会見した南大東村の仲田建匠村長は「いいものがあるのに知られていないという課題がある。ものを売ることで島をPRし、興味を持ってもらいたい」と話した。ほかの4村長も「高級ホテルのような味わい」「島の恵みが詰まっている」などと、自分の島のカレーをアピールした。
 カレーは来年4月からレトルトで本格製造される。空港やフェリー乗り場で販売するほか、ふるさと納税の返礼品にすることも検討している。(2016/11/25-09:58)

情報源: 離島5島の特産カレー開発=沖縄県南大東村など〔地域〕:時事ドットコム

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