海士町の山内町長が役場を後に|NHK 島根県のニュース

05月30日 12時51分

独自の地域振興策などで注目を集めた海士町の山内道雄町長が任期を終え、職員に見送られながら、役場を後にしました。
海士町の山内町長は、30日で4期16年の務めを終え、およそ70人の職員らを前に退庁式に臨みました。
山内町長ははじめに「16年間、苦楽をともにした皆さんに大変感謝している」と述べたうえで、「自分たちの島を守り、みずから切り開いていかないといけない。その本気度が海士町の未来をつくることになる。10年先を見据えた島づくりを目指してがんばっていただきたい」と職員を激励しました。
山内町長はイワガキなどの特産品を特殊な冷凍技術を使って直接、東京市場に届け、知名度を高めたほか、生徒数が減少していた県立隠岐島前高校に県外から生徒を呼び込んだうえ、公営塾を設けて教育の質の確保を目指すなど、取り組みは地域活性化の先行事例として全国から注目を集めました。
山内町長は式典後、役場の前で花束を受け取り、職員たちに拍手で見送られながら、長年務めた役場を後にしました。
海士町では31日、町の元職員で地産地商課の課長などを務めた大江和彦氏が新しい町長に就任します。

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