コロナショックで時価総額を増やした企業、減らした企業ランキング

評価高まるドラッグストアのアフターコロナは? _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】

直近3ヶ月に時価総額を増やした小売企業トップ10(単位:億円)
2020/04/29 05:55

ライフライン企業に強まる評価上昇の潮流
これに乗れないコンビニ

…業態別に評価が見事に2分している。
追い風を受けたのはライフラインを支えるドラッグストアの主要企業(ただしインバウンド依存の大きい企業は敬遠されている)、ここにディスカウントストア、スーパー、100円ショップが並ぶ。
一方、逆風だったのは、不要不急の衣料品、生活雑貨、百貨店など。
ここにコンビニチェーンも加わった構図だ。
一言でまとめれば、トイレットペーパー・マスクに始まる様々な生活必需品と食料品を提供する企業に投資家の関心がシフトしたということだ。

…興味深いのはコンビニの評価だ。
東日本大震災の際にライフラインとして注目されたコンビニが今回のコロナショックでは評価を上げるに至らなかった。
コロナショックで緊急度の高まった生活必需品について、コンビニが他業態に比べて強い調達力があるわけではない(つまり集客エンジンになっていない)ことが最大の理由といえるが、加えて、リモートワークの定着に伴う都心の人手の減少、在宅時間が増えたことによる調理時間の増加、あるいは食事デリバリーの台頭を株式市場が懸念していると筆者は推察している。
営業時間問題やテナントの人件費問題とは異質な新たなチャレンジに直面しており、株式市場はこれを乗り切るシナリオを描けていないのだろう。

いずれ来るアフターコロナ、ドラッグストアは安泰か?…

1. ドラッグストアの集約がさらに進み、スケールメリットを消費者も株主も享受できる可能性。

2. 面分業の評価上昇。
仮にオンライン診療が定着すると、診療所に近い門前薬局に処方箋を持ち込む必然性が低下する可能性。

3. リモートワークがアフターコロナでも定着。
労働生産性の可視化が進み、消費者が雇用リスクや給与リスクをこれまで以上に意識するようになり、生活防衛色がさらに強まる可能性。
他の業態にはない医薬品という利幅の大きい商材をテコに非医薬品の価格訴求が奏功を続ける可能性。

早晩、業際の垣根が問われることに

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