ISID一時3%高、DX支援好調|nikkei.com

24日の東京株式市場で、電通グループ子会社でシステム開発を手がける電通国際情報サービス(ISID)株が一時前週末比110円(3%)高の3595円を付けた。
21日の取引終了後、2021年12月期の業績を過去最高益に上方修正するとともに、年間配当を増配すると発表したことが好感され、買いを集めた。

終値は同45円(1%)高の3530円だった。
ISIDは21日に21年12月期の連結純利益が前の期比21%増の89億円(従来予想は83億円)になったと発表した。
省人化・省力化の需要に伴い企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させたことで、精密機器など製造業向けのコンサルティングやシステム開発が好調だった。

「米国の金融引き締めを警戒し、グロース(成長)株の売りが進んでいた」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)ことで、昨秋から下落基調だった。
半導体不足による製造業の投資意欲減退が不安視されている中で、業績が上振れしたことを好感した買いが集まった。

足元の予想PER(株価収益率)は25倍台。
同業のオービック(40倍台)などと比べ割安感がある。
SBI証券の津村知生アナリストは、「前期は前の期の電通向けの大型案件がなくなった反動減もあった。
今期は業績に一層期待できる」とみる。

情報源: ISID、一時3%高 DX支援好調で業績上方修正: 日本経済新聞

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