2008年7月29日(火)の記事。
「私が指摘することは簡単です。つまり特集のタイトルを思い付きます。テーマじゃなくてタイトル」
「テーマなんて決まっているんです。メンズマガジンのテーマは旅、ファッション、デザイン、建築、食べ物、あとはセックスぐらい」
「テーマでは本は売れない。本はタイトルを付けて初めて動きだす。タイトルは読者のためじゃなくて、実は編集者のためでもあるんです。「最終的なタイトルでなくてもいいから、誰が、何を、どう思ったかという主語、述語を付けてものを考えましょう。それが切り口だから、編集者にとって一番大事ですよ」と」
「(タイトル)が浮かんだ瞬間、表紙が浮かぶ。表紙が浮かんだら最初の絵は浮かぶ。最初の絵が浮かんだら、次にどんな絵が来たらいいかという展開の問題です。それがストーリーです」
「雑誌の使命はエンターテインメントだと思っているので、面白いとか、驚いてくれないと嫌なんです。見たこともないもの、今まで頭の中にあった枠組みと違うものの見方が入ってきた瞬間に驚きます」
「編集者に必要なものと言ったら企画力以外にないんです。「企画を考えられない人は編集者には向きません。だから24時間考えてください」と」