「おい、小池!」10年前同居人と知り合う – 社会ニュース : nikkansports.com

 2001年の徳島市の父子殺害事件で指名手配され、岡山市で死亡した小池俊一容疑者(52)が同居女性(67)と知り合ったのは、同容疑者が10年ほど前、女性が勤めていた岡山市の飲食店に客として訪れたことがきっかけだったことが21日、分かった。岡山、徳島両県警が明らかにした。

 両県警は小池容疑者が長期間、岡山市周辺に潜伏していた可能性もあるとみて、家宅捜索で押収した携帯電話の通話記録を調べるなど11年半に及んだ逃亡生活の解明を進めている。

 両県警によると、小池容疑者は05年ごろから岡山市で女性と同居。仕事はしておらず、女性の収入で生活していたとみられる。07年4月ごろ、岡山中央署員が巡回連絡で2人が住んでいた雑居ビルの部屋を訪ねた際、応対した女性は「1人暮らし」と答えていた。

 女性は警察の聴取に「小池容疑者とは知らなかった」と話している。小池容疑者が名乗っていた「小笠原準一」という偽名については「名前を言おうとしなかったので、私が勝手に呼んでいた」と葬儀業者に説明していた。

 岡山県警は22日に小池容疑者の遺体を司法解剖し、死因などを調べる。

 事件は01年4月、徳島市の無職松田優さん(当時66)の自宅から出火し、焼け跡から優さんの殺害遺体が発見された。さらに兵庫県の雑木林の焼け跡から、優さんの長男浩史さん(同38)の遺体が見つかった。(共同)

 [2012年10月21日19時44分]

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