わたしの しごとの えらびかた
日本仕事百貨のスタッフとして働きはじめて、あっという間に3年がたちました。
取材をしたり、リトルトーキョーで開催するイベントを通して、たくさんの生き方や働き方に出会うことができました。
就職をして、お給料をもらうために働く。仕事をすることは、諦めることと近いように考えていたこともありました。
いろいろな生き方をしている人たちに触れることは、たくさんの可能性を知ることでした。
自分らしく健やかに働く人たちを見ていると、素敵だな、わたしもそうでありたいなと思います。それと同時に、なんだか自分とは違う世界の人のような気がしてしまうのも正直なところ。
けれどゆっくり話を聞いてみると、実はまっすぐその道を進んできたわけではないことを知ります。
考えたり、迷ったり、つまずいたり。
その姿は、転職を考えて悩んでいる友人や、うまくいかないときに迷いっているわたしと同じでした。
みんなどんなふうに考えて、選んできたんだろう。そんな話を聞くトークイベントをはじめます。
自分ばかりが進めずにいるような気がしてしまうけれど、そんなときにふと思い出して、1つの指標になるような話を聞けたらいいなと思っています。
はじめの回に来てくれることになったのは、やまさき薫さん。
イラストレーターとして活動していたり、地域のみんなとイベントを企画していたり。会社では広報スタッフを担い、2人の元気な娘さんのお母さんでもある…と、一言では言い表せないくらいたくさんの働きをしています。
どれも薫さんでしかできない役割をつくっているんだな、と憧れる人の1人です。
薫さんはどんな道を歩いてきたか。どんなふうに迷ってきたのか。日曜日の夕方に、一緒に話を聞いてみませんか。
お話を聞いたあとは、ゆっくり温かいものでも飲みながら話ができたら嬉しいです。
(中嶋希実)
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やまさき薫(やまさき・かおる)
1981年鹿児島生まれ小金井在住。東京学芸大学教育学部美術科卒業後、デザイン事務所勤務を経て独立。紙媒体を主としたデザイナー、イラストレーター、シルクスクリーン作家として、作品制作・ワークショップを中心に「暮らすこと、つくること、伝えること」を大切にしたものづくりを目指す。
東小金井駅近くの高架下のお店、5組の作り手によるアトリエ併設のストア「atelier tempo [アトリエテンポ]」内にて、『絵とデザインのアトリエ「ヤマコヤ」』を主宰。イベントの企画・運営、作り手やワークショップのコーディネート等、活動の幅を拡大中。
http://yamasakikaoru.net/