自粛で野菜や魚“買い手なし”生産者が悲鳴|日テレNEWS24

4/16(木) 19:10配信日テレNEWS24

Nippon News Network(NNN)
農業や漁業の生産者も悲鳴をあげています。飲食店の短縮営業や営業自粛などをうけ、野菜や魚の行き場を失い困惑する声があがる一方、厳しい状況を打開しようとする取り組みも始まっています。

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鮮やかな緑や赤が食卓に彩りを加えるリーフレタス。“巣ごもり生活”が長引き、需要が増えそうですが…。今、この野菜が行き場を失っています。

静岡県浜松市のレタス農園――

レタス農家・谷野守彦さん「(営業)自粛ムードにあおられて出荷できない状態になっています」

大事な取引先である東京のホテルやレストランが軒並み営業を自粛し、出荷が減少。売り上げは半減したといいます。地元のスーパーに出荷する量を増やすなど、行き場を必死に探してはいるものの…。

レタス農家・谷野守彦さん「赤いレタスっていうのはみなさん認知してないもんですから、どうしてもスーパーだけに頼っていると売れ残ってしまうので廃棄になります。残念なんですけど片付けざるを得ないです」

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日々育っていく花への影響も深刻です。全国有数のガーベラの産地、静岡県の農園では――

ガーベラ農家・山本素志さん「今週4月18日がガーベラ記念日で、全国の花屋さんでやっていただく予定だったんですけど」

全国規模のフェアが中止となり1万5000本ほどを出荷できず。さらに1本30円ほどで売れたという花の価格も。

ガーベラ農家・山本素志さん「本当に安いのは1本1円とか。かなりショックでした。出荷の方を検討していかないといけないかなと」

母の日に需要がピークとなるカーネーション。しかし、この花も今年は――

カーネーション農家・河合貞雄さん「(東京の)緊急事態宣言から一気に市場価格が半分ぐらい」

東京での市場価格が例年の半値ほどに。東京への出荷が6割を占める愛知県のこちらの農園は、すでに花を一部、廃棄し始めているということです。

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いけすの中を元気に泳ぐ真鯛。“桜鯛”とも呼ばれ、春に需要が高まる魚です。三重県で鯛の養殖を主に行う「友栄水産」では、本来4月は2万5000匹から3万匹ほど出荷してきたといいますが――

友栄水産・橋本純代表「飲食関係がとまってしまった。今、ほぼゼロに近い」

飲食店や旅館の営業自粛などの影響を大きくうけ注文が激減。今すぐ出荷できるほど育った真鯛1万2000匹ほどが行き場を失っています。その上――

友栄水産・橋本純代表「一年間で売り尽くす必要がある魚が“とまっている”。出口がないのが一番の不安の要素」

これから育つ真鯛がまだまだいるため、さらなる悪循環となるおそれも。そこで、かつてない策へと打って出ました。

本来漁協を通じて出荷する真鯛を「コロナゼロ」と語呂合わせで5670匹。個人客に向けてインターネットサイトでの通販を初めて開始しました。すると…調理した写真とともに続々とコメントが。1日100匹ペースで注文が入っているといいます。

友栄水産・橋本純代表「まだまだこれ始まったばかりなので、なんとか生き抜く方法を模索したい」

大きな打撃を受ける生産の現場。ただ、こんな状況でも前を向き動く人がいます。

情報源: 自粛で野菜や魚“買い手なし”生産者が悲鳴|日テレNEWS24

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