「ふるさと納税」寄付額単価が高い自治体ランキング2位「京都府京都市」、1位「愛知県幸田町」|allabout.co.jp

斉藤 雄二 2022.08.09

ふるさと納税総合研究所は、令和3年度ふるさと納税寄付額の自治体別寄付額単価を調査・分析し「ふるさと納税分析レポート」として公開しました。

寄付単価は1〜2万円と手頃な金額が多くを占める

寄附金額30億円以上を見ると、寄付額単価が最も多かったのは「愛知県幸田町」(単価11万3763円)。
次いで「京都府京都市」(同5万5969円)、「兵庫県加西市」(同4万1111円)でした。

愛知県幸田町のふるさと納税返礼品を見ると、お肉や地元の特産品に加え、エアウィーヴの布団(36万5000)やデジタルスチルカメラ(142万6000円)、自律型ロボット「aibo」(113万円)などが並んでいます。

寄付受入額30億円以上

1位の愛知県幸田町を除き、全体的に寄付単価は1〜2万円台が中心です。
受入額が最も高かったのは宮崎県都城市の146億1619万1000円となっています。

単価5〜15万円が多くなるぶん受入総額は低い

寄付額10〜30億円未満では、1位「長野県軽井沢町」(単価43万5953円)、2位「神奈川県箱根町」(同16万7916円)、3位「福岡県大川市」(同14万7002円)となっています。

寄付受入額10〜30億円未満

1位の軽井沢町は、自治体ブランドランキングでも上位に入る地域で、返礼品のない高額な寄付が多いようです。
5位以下から単価10万円を切っているものの、20位の秋田県北秋田市でも約4万円と決して安くありません。

寄付額10億円未満は返礼品を目的としない層が多め

寄付額10億円未満を見ると、1位「東京都江戸川区」(単価152万2079円)、2位「徳島県神山町」(同86万1386円)、3位「東京都八丈町」(同70万5932円)でした。

寄付受入額10億円未満

他のランキングに比べ、少し特殊な金額帯となっているようです。返礼品の有無に関わらず、地元の支持者などが純粋な寄付を行っていると推察されます。
ランキングの半分は東京都の自治体が占めています。

寄付額別で見ると、受入総額が低いほうが単価が高いことがわかります。
特に「寄付額10億円未満」は、受入額が1億円を切っている自治体も多く存在し、単価が低い返礼品を用意したほうが幅広く支持されるようです。

平均単価の推移

コロナ禍でEC化率が上昇したことなども影響し、寄付額の平均単価は全国的に減少傾向にあります。
過去4年間の推移を見ると、平成30年度の2万2038円から約4000円下がっており、一部の富裕層だけでなく、一般層まで裾野が広がっていることが推察されます。

情報源: 「ふるさと納税」寄付額単価が高い自治体ランキング! 2位「京都府京都市」、1位は? – All About NEWS

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