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「最強の食事」デイブ・アスプリー(2015)

「最強の食事」デイブ・アスプリー(2015)

多くの病気の中心には高度の炎症がある

レプチン

これまでに伝えられてきた食についての知恵の大半は、マーケティングと誤情報と恐怖心のミックスにもとづいていた

脂肪は最も重要で最も炎症性が少ない主要栄養素…1日のカロリーの50~70%を正しい種類の脂肪で摂る

原則は、体重1キロ当たり1日のタンパク質を0.72~1.65グラムの範囲で試す…
これがざっとカロリーの20%に相当して、たいていの人が…LBM(除脂肪体重)、ホルモンバランス、好ましい窒素濃度を保てる適正量だ

栄養のある飼料で育っていないと、家畜は栄養のある食物にならない…
牛にジャンクフードを与えれば、牛はジャンクフードになる
反芻動物は草を食べるようにできているのだ

最終的にたどり着いたレシピは、コーヒーにMCTオイル…大さじ1~2杯と、良質な無塩バターまたはギー大さじ1~2杯を加えること…
たいていの人は、短くても5~6時間は食欲がオフになる

トレーニング…
一度だけあげられる最も重いウエイトの約80%を使うと決めておくといい

富裕層が人生を”積分”「もう蓄財やめた」 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

直近1年間の時の流れ方を人はこれまでに生きてきた記憶の総量と比較します。5歳の1年間がこれまでの人生の5分の1、80歳の1年間がこれまでの人生の80分の1であるように、X歳の1年はこれまでの1/Xで体感されます。

これを積分すると

Y=KlogX

になります。

仮に5歳くらいから幼少期の記憶があるとして、5歳から20歳までの心理的な体感時間は

Klog20-Klog5

20歳から80歳までの心理的な体感時間は

Klog80-Klog20

になります。

(Klog20-Klog5)÷(Klog80-Klog20)=1

つまり、分子の(Klog20-Klog5)と分母の(Klog80-Klog20)は同じ「体感量」。ということは、人間は20歳までで体感時間的にいうとなんと人生の半分を終えていることになるわけです。

▼47歳なのに「人生の8割が終了」背筋が寒くなった
いま、僕は47歳です。仮に80歳まで生きるとして僕の体感人生を計算してみると80.81%は既に終了しています。

(Klog47-Klog5)÷(Klog80-Klog5)≒0.8081

すでに過ぎ去ってしまった人生を振り返ったときに体感的に8割以上も使ってしまった事実には唖然とせざるを得ません。僕は、この文章を書いていて背筋に冷たいものが走りました。

禅寺には、板木(はんぎ)に次のように掲げられています。

「生死事大 光陰可惜 無上迅速 時不待人」

意訳してみましょう。

生きることと死ぬことは人生の一大事 一瞬を惜しみ 今を大切に 人の世はうつろう 時は人を待ってくれない。

と、意訳したところで、気づきました。

「あ! 僕の人生は終わりかけている……蓄財とか資産形成ばかりに目を向けていないで、幸福のためにお金を使う必要があるよね」と。

情報源: 富裕層が人生を”積分”「もう蓄財やめた」 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

平成29年5月22日 ボストン・コンサルティング・グループ年次経営総会 安倍総理スピーチ | 平成29年 | 総理の演説・記者会見など | 記者会見 | 首相官邸ホームページ


 皆様こんばんは。東京へようこそ。安倍晋三です。
 世界広く企業経営を指南するBCGの幹部が1000人近くも、それも御家族と御一緒にお見えになったと伺い、歓迎にまいりました。
 東京の夜、とても明るいと思いませんか。でも、CO2の排出は増えていません。なぜなら、LEDの導入は世界のトップレベルです。そして、何より街の中に星が多いんです。東京にはミシュランの星がついたレストランが世界最多の227軒もあります。
 安倍政権になり日本は大きく変わりました。今日は皆さんが、地方でのチャンスや魅力について討議したと伺いました。地方には多くの資源や資産が埋もれており、注目していただきたいと思います。

 アベノミクスにはインバウンドで二つの大きな目標があります。訪日外国人客の増加と日本への直接投資の増大です。
 私の前の内閣では、訪日外国人客は年に800万人でした。政権発足直後に、ビザ要件の免除や緩和、免税制度の改善を断行しました。日本国民のおもてなし運動も相まって、昨年には2400万人、4年で3倍に増えました。日本各地にある私たちでさえ気付かない景色や味が世界に広まっています。2020年には訪日客4000万人を目指しています。

 一方、対日直接投資の方は伸び悩んでいます。2020年までに投資残高で35兆円を目指していますが、2015年末時点では3分の2の24兆円です。対日直接投資の低さは何年にも及ぶ課題です。
 日本は、遠い、閉鎖的、高いと見られているのかもしれません。

 しかし、私は、外国ビジネスにとっても魅力的な環境でなければ日本の発展はない、日本の制度を外国ビジネスの立場に立ったものにすべきと考えています。だから、皆さんの意見は大歓迎であります。
 アベノミクスでは、この4年間に法人税の実効税率を引き下げてきました。昨年の4月からは20%台になりました。来年度にはドイツ並みにまで下がります。
 日本はEUとのEPA交渉も進めています。合意が成立すれば、欧州企業からの日本への投資環境は一段と改善します。

 実情を見ると、日本にはイノベーションを生む要素があふれています。優れた素材や技術を備えた中小企業。試作品をきめ細かく短時間に仕上げる。また、加工する中で性能の向上を自ら提案しながら部品を仕上げていく。サポーティング・インダストリーの層の厚さは、他国に類を見ません。
 加えて厳しい目をもつユーザー。これらが海外からの優れたリソースと結びつくことで、革新的な商品が生まれてきました。
 化粧品のロレアルは日本の顔料メーカーの技術を応用し、それまでになく鮮やかな色の口紅やファンデーションを実現しました。また、日本人の肌を研究してアジア向けのBBクリームを開発しました。アジア中で人気を得ているそうであります。
 観光分野でも新展開があります。香港のミンリーコーポレーションは、破綻した蔵王の温泉旅館竹泉荘(ちくせんそう)の経営権を取得し、タイやシンガポールで培ったスパ・リゾート経営のノウハウを投じました。その結果、日本の伝統文化とうまくとけあい、お客は国内外から集まっています。
 私は挑戦を阻む壁を打ち破り、イノベーションを生み出す環境づくりを進めていきます。最近アップル社は、横浜に開発拠点を立ち上げました。再生医療・遺伝子医療の分野では、製品の承認プロセスを速めた結果、最先端の研究開発拠点を日本に設立する米国ベンチャー企業が現れています。
 優れた品質の代名詞であるMade in Japanは、世界で経験を重ねた外国企業の手で、Created in Japanとなり世界に伸びています。

 日本は遠いでしょうか。欧米から遠いか否かではなく、日本は成長センターであるアジア市場へ最も近いゲートウェイです。日本を新しい製品やサービスを生み出すイノベーションのチャンスにあふれた場として、皆さんに見直していただきたいと思います。
 日本は外国人に閉鎖的か。私はこの点を変えつつあります。高度人材の場合にはビザを10日以内に発給します。人数の制限もありません。また、日本での居住年数が1年であっても永住許可申請を可能にする、日本版高度外国人材グリーンカードを創設しました。
 最後に、日本は高いでしょうか。日本のホテルの料金を欧米と比べてみてください。オフィス賃料を香港や北京と比べてみてください。東京から地方へ行くと、値段は格段に下がります。緑も格段に増え、空気もきれいです。治安の良さやインフラの信頼性のことは、皆さんよく御存じでしょう。

 日本には、東京だけでなく地方にも多くのチャンスがあることを皆さんに実感していただきたい。その実感を世界の企業経営者にお伝えください。
 最後にもう一つ。前回この会議が日本で開かれたのは34年前と伺いました。次回が34年後では余りにもこれは悲しい。寂しいと思います。BCG幹部会議を再び日本で開いてもらいたい。皆さんを私たちはしっかりと歓迎いたします。
 御清聴ありがとうございました。

情報源: 平成29年5月22日 ボストン・コンサルティング・グループ年次経営総会 安倍総理スピーチ | 平成29年 | 総理の演説・記者会見など | 記者会見 | 首相官邸ホームページ

News Up セレブが選ぶ奈良?その観光戦略とは | NHKニュース

4月28日 13時55分

日本を訪れた外国人旅行者は去年初めて2000万人を突破し、ことしも好調です。外国人旅行者の間では、一昔前の「爆買い」などモノの消費から、日本でしかできない体験を楽しむことに重点が移っていると言われます。そんな中、奈良県では「高級感」をキーワードに、海外の富裕層にターゲットを絞った新たな戦略に力を入れています。(奈良放送局 三瓶佑樹)

日帰りが多いのが奈良
去年、奈良県を訪れた外国人旅行者は165万人余りと前の年より60%も増え、過去最高を大きく更新する見込みです。その一方で、長年の課題は解決されないままです。長年の課題とは、「日帰り観光の多さ」です。

奈良県は多くの有名な観光地がありながらホテルや旅館の客室数が全国で最も少なく、宿泊する観光客の数も全国最低レベルです。奈良公園で外国人旅行者に予定を尋ねてみても、「東大寺の大仏はすばらしいけど奈良にいるのは1日だけ」とか、「日帰りで奈良の鹿を見に来て、すぐ東京に行くつもり」といった声が多く聞かれます。こうした日帰り旅行では、宿泊を伴う滞在に比べて、経済効果は伸びません。奈良は大阪や京都に隣接し交通の便がよいことで、かえって日帰り客を増やす結果になってしまっています。

高級感で「宿泊旅行」へ誘う
外国人に宿泊してもらえる観光地になるためには、ほかと同じことをしていてはダメだと、奈良県が進める新たな戦略が高級観光路線です。これはホテルや食事が高級というだけではありません。古い歴史を誇り、数々の世界遺産や文化財に恵まれた奈良だからこそ体験できる「特別な観光ツアー」を開発し、売り出しているのです。ターゲットは、中東の王族や欧米の大富豪といった海外の富裕層。ツアーの中身はどんなものなのでしょうか。

数千万円の豪華ツアー
例えば、「世界遺産の春日大社を夜間貸し切るツアー」。一般の拝観が終わったあと、夜の間、境内に並ぶ灯籠に、予約したゲストのためだけに火がともされ、古都ならではの風情を独占して堪能できます。お値段は55万円です。

さらに、奈良県在住の刀鍛冶による「オーダーメードの日本刀づくりツアー」も。鎌倉時代から続く流派の技で自分だけのオリジナルの刀を作ってもらえます。料金はなんと2000万円です。

料金は破格でも、「特別な体験ができる」と人気を呼び、昨年度末までに企画された16種類のツアーに外国人旅行者850人が参加しています。

奈良県観光局の中西康博理事は、「日本人にも喜ばれるが、外国の人たちにしたらもっとすごいことなのです。レアな体験ができると試験的に商品を作ったら非常に受けがよかった」と話し手応えを感じています。

新たに開発中のツアーは新たに開発中のツアーは

奈良に宿泊しないと体験できないツアーをもっと充実させようと奈良県は研究しています。3月、外国人の富裕層のためのツアーを専門に扱っている旅行代理店の人たちが新たなツアーの視察に招かれたので、同行して取材しました。

一行が招かれたのは奈良県東部、宇陀市の山あいにある築200年の古民家でした。宿泊は1日1組限定という高級宿で、窓からは棚田の田園風景が一望でき、食事も、いろりを囲み、目の前で一流の料理人の包丁さばきを見ながら味わうことができます。宿泊した旅行代理店の人は、「富裕層は田舎のくらし体験や、地域の人とのコミュニケーションを大事にしているので、こうした古民家にお忍びで滞在できるツアーは富裕層に需要がある」と話していました。

さらに、一夜明けてから、宿のそばまで迎えに来た貸し切りのヘリコプターで空に飛び立ちました。日本古来の山岳信仰、修験道の聖地・吉野を空から巡るためです。紀伊半島の雄大な山々が眼下に広がる景色を楽しんだあと、世界遺産の吉野山にある金峯山寺に参拝。国宝の本堂で僧侶から直接、歴史の説明を受けたり、法要が特別に営まれたりしました。

このツアー、料金は100万円以上になりますが、4月になって早くも海外から2組が申し込み、楽しんだそうです。代理店によると、海外の富裕層は、どれだけ高額であっても自分にとって価値があると思えば、躊躇(ちゅうちょ)なく支払うのだそうです。値段に関係なく、「プライスレス」な発見や体験を求めているのでしょう。

奈良県の真のねらい
こうした富裕層に絞った戦略で奈良県が狙うのは、単に経済面の効果だけではありません。富裕層に満足してもらえるサービスが提供できるようになれば、奈良の観光全体がレベルアップして、多様な層の観光客へのアピールにつながるという、波及効果が大きな狙いなのです。

奈良県観光局の中西康博理事は、「われわれのおもてなし度がどんどん上がっていけば、富裕層に限らず、いろいろな層の人に、奈良っていいよね、もう一度いきたいねと思ってもらえる。そうしたリピーターを育てることが大切なのです」と話していました。

海外のセレブに選ばれる旅行先として奈良の知名度が上がれば、訪れる人たちのすそ野も広がることが確かに期待できそうです。これからますます日本を訪れる外国人旅行者が増えていくのは間違いありません。そうしたなかで、すぐ隣にある京都や大阪といった強力なライバルに負けずに、古い歴史を誇る奈良だからこその観光戦略で、「お手軽な日帰り旅行先」というイメージを払拭(ふっしょく)できるか、成果に注目したいと思います。

情報源: News Up セレブが選ぶ奈良?その観光戦略とは | NHKニュース

無名な中年候補が、今井絵理子にすら肉迫?!29万票を獲得した山田太郎氏、そのネット選挙ブレーンに裏話を聞いてきた | 議員・政治家のホームページ制作(作成)、動画、SNS運用など、ネット選挙のコンサルティングは勝つ!政治家.comでネット選挙対策!

2016.08.26| ネット戦のノウハウ
29万票- これは実世界ではほとんど「無名」と言っていい参院選全国比例候補者・山田太郎氏が獲得した票数である。比例代表の野党候補の中で堂々1位の得票数であり、あの元国民的アイドル「SPEED」の今井絵理子氏が獲得した31万票に迫る数字。この前代未聞の得票戦略の核にあったのは、まさに「ネット選挙」だった。

「表現の自由」を旗印に、どの陣営よりもネットを深く使いこなした山田太郎陣営のブレーン・坂井崇俊氏に、その具体的なノウハウを伺うことができた。確実に大きなウエイトを占めつつある「ネット選挙」を知る上で、全候補者・全陣営スタッフ必読のインタビューである。(インタビュアー・文責:おときた駿)

ネットで「発信力を高める」という発想はNG?!

– 29万票という数字には、「ネットに明るい」と言われている議員や業界関係者すら驚きました。(おときた駿)

坂井)ここまで来ると、負けた気がしないんですよね(笑)。出口調査で15万票って予想が出たときもびっくりしましたが、開票日には確認する度に票が伸びていって、30万票近くまで膨れ上がった。新聞の出口調査が、ここまで大きく数字を外すのも極めて珍しいことだそうです。

坂井崇俊氏 Twitter: @takato1204
京都大学卒業後、大手都市銀行に入行。
その後、4社のコンサルティング会社を経て独立。
2013年より山田太郎参議院議員の公設第一秘書として3年半活動。
2016年夏の参院選比例では、選挙対策責任者として、野党最多得票で、今井絵理子氏にほぼ並ぶ、29万票を得るも落選。
株式会社ニューカルチャーラボ取締役

– その原動力になったのが、まさにネットだと言われています。ですが、単純にHPやSNSのフォロワー数だけを見ると、突出しているわけではありませんよね。

坂井)選挙期間中、ホームページのアクセス数は激増してサーバーダウンしましたが、それでもトータルのページビューは28万程度で、得票数よりも少ないんです。Twitterのフォロワー数も、増えたとはいえ3万人台しかいません。ここから我々がわかったことは、ネットで「発信力」を高めるだけでは意味がないんだな、と。

– 通常、Facebookであればどれだけ「いいね」を獲得してシェアしてもらうか、Twitterであればフォロワーを増やしてRTしてもらえるか。つまり「発信力」を高めるのがセオリーですよね。

坂井)それでは限界があるし、ネットの世界では「情報の押し付け」は嫌われます。それに気づいた重要な転機は、今年の2月に「表現の自由を守る党」の党員を募集した時なんです。党員登録をしてもらった後、ボタンを押すと「私は◯◯番目の党員になりました、あなたも申し込んでください!」という趣旨のツイートが立ち上がる機能をつけたところ、これが非常に大きな役割を果たしました。

どういうことかというと、例えば山田さんが「党員募集」というツイートをしてどれだけRTされたところ、他の人のタイムラインに流れる回数は1回なんですよね。ところが同じ内容でも、違う人がつぶやいたものが拡散されれば、同じ人のタイムラインに何度も何度もその情報が流れてくる可能性がある。つまり、10RTは一人のタイムラインに1回しか出てこないけれど、10人の人が同じ内容をつぶやけば何度も同じ投稿が表示されるんです。

ここで、周りの人が自発的に発信する仕組みを作り上げる重要性に気がつきました。山田太郎さんのフォロワーは3万人でも、自分たちの言葉で山田さんのことを応援してくれる人たちのそれぞれのフォロワー数を足していけば、数万にも数十万にもなるかもしれない。

おときた駿 東京都議会議員(北区選出)
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、地方議員トップブロガーとして活動中。
おときた駿公式ブログはこちら http://otokitashun.com/blog/

– …なるほど!それは目からうろこの発想です。通常は自分のつぶやきを「拡散してください!」と広げるのですが、そうではなくて、むしろ自分の言葉でつぶやいてもらうことがさらなる広がり・奥行きを生むということですね。

坂井)なので、宣伝してくれたことに対してお礼を言うことなどを意識しました。山田太郎さん本人にRTされたり、引用RTでお礼などをされるとされる側は嬉しい。それで、もっと山田太郎さんのことを応援したくなる、色々な宣伝をつぶやいてくれる。

こうしたファンの「精鋭部隊」を作り上げていくと、ネガキャンに対して山田太郎本人が言い返さなくても、そうした「精鋭部隊」が反論してくれたりします。さらにそれを周りの人たちが拡散してくれるので、ポジティブなイメージが自動的に上書きされていく、と。

最終的には数ヶ月で、自分の言葉でつぶやいてくれる人が2000人くらいできました。これくらいの人たちがつぶやいて、さらに相互にその人たちがRTすると響きあうので、タイムラインが関連の発言で埋まる事象が発生するようになりますよ(笑)。

Twitterの使い方を初級編・中級編・上級編に分けて講義

– もう少し具体的に戦術について伺っていく前に、山田太郎陣営のネット選挙の主力は明確に「Twitter」でした。公式HPは選挙前にリニューアルなどされなかったし、他の候補者が熱心なFacebookにもそれほど力を入れていたイメージはありません。

坂井)ホームページは、できればリニューアルしたいという思いはありましたが、ほとんどの人がプロフィールと基本政策しか見ないんですよね。なので、そこだけ最低限しっかりしてれば良いかということで、これはリソースの問題で放置しました。

Facebookについては、実はほとんどTwitterと同じな内容を同時に投稿しているんです。細かな運用の違いはありましたけど。でも、Twitterと比べるとぜんぜん拡散されない(苦笑)。

これは我々がメインターゲットにしていた「表現の自由」に関心がある、いわゆる「ヲタク」と呼ばれるクラスタ(階層)は、匿名を好むということが大きいと思います。Facebookのような実名が基本のSNSでは、効果を発揮しないんですよ。

– 確かに、山田さんの投稿を拡散しているTwitterアカウントは、アニメアイコンで匿名の方々ばかりですね(笑)。そしてFacebookは友人や支援者たちを固める「守り」には有効かもしれませんが、手の届かなかった多くの人にリーチしていくという「攻め」には向いてない気もしますね。

坂井)なので、Facebookはあくまで抑えで、とにかくTwitterにこだわりました。また一方で、自分の発信力を高めるのではなくて、みんなの力を使っていこうと。本当にみんな勘違いしているんですけど、ネットって究極的には「聞く」ことに最大の強みを発揮するツールなんですよね。

なのでとにかく私は「山田太郎」などのキーワードでエゴサーチして、いま山田太郎がどんな風に思われているか、足りない部分やもっと発信した方が良い点はどこか、そういうことを分析して活動や発信内容を軌道修正していきました。分析結果から、HPのコンテンツの順序や選挙中毎晩やっていた番組のコンテンツを変えるなどは茶飯事でした。

– さらにホームページ上では、支援者の方向けにTwitterの使い方の指南もされていましたよね?

坂井)TwitterのTL上に流れる、山田太郎に関する情報の「総量」を増やすことをもっとも意識しました。それには繰り返しになりますが、山田太郎さんのつぶやきをRTするだけでは「プラス1」にしかならないんですよね。とはいえそれが基本中の基本ですから、まずは「初級編」として重要なつぶやきのRTを推奨しました。

山田太郎をネットで応援(初級編)
http://taroyamada.jp/?p=9134

– ここまでは、他の候補者でTwitterをやる方であれば誰でも意識している部分ですよね。というか、それ以上のことができてないとも言いますが(苦笑)。


編集部注)対談の際に坂井氏に拝見させていただいた、山田太郎氏のTwitter Analytics によると、選挙期間を挟む約1か月間のインプレッションは、26,724,033件と驚愕の数字でした。

坂井)そこで次に、山田太郎さんを応援するツイートを自分の言葉で投稿してもらうことを「中級編」として案内しました。

山田太郎をネットで応援(中級編)
http://taroyamada.jp/?p=9084

とはいえ、ゼロから自分の言葉でつぶやける人ばかりではありませんから、画像をクリックすると例文とともに、画像を添付してそのままつぶやける仕組みを用意しました。15種類ありますから、すべてつぶやいてくれれば相当な量の情報がTwitter上に流れることになります。

– 2月の党員募集で気がついた、拡散戦略ですね。これは2014年都知事選挙で家入陣営が行なっていた「Twitterウグイス嬢」を彷彿とさせますが、ここまで洗練されたものになってはいませんでした。そして驚きが、次の上級編ですね?

坂井)はい、これは「精鋭部隊」ではないとなかなか難しいと思いますけど(笑)。Twitter上で山田太郎さんの評判をエゴサーチで各自に探してもらい、それを拡散したり、あるいは誤った情報があれば訂正してもらいます。この精鋭部隊はおそらく100~200人程度だと思います。

山田太郎をネットで応援(上級編)
http://taroyamada.jp/?p=9177

さらにそれを、精鋭部隊同士、に拡散してもらう。これで山田太郎さんがつぶやかなくても、Twitter上に勝手に情報の総量が加速度的に増していくわけですね。

– エゴサーチをして情報を拾うなんて、ちょっとネットに詳しい議員ですらやりませんよね。それを支援者にまでやらせるという…

坂井)それが非常にもったいないと思っていて、ネットやTwitterは「みんなが何を考えているか知る」ツール、聞くツールでもあるんですよね。街頭演説の感想なんかをフィードバックもできますし、実際に演説現場にいない僕がTwitterを見て、「騒音のクレームがきてるから、マイクの音量ちょっと下げて!」なんて指示を出したこともありますよ(笑)。

支援者にしても、応援している議員がよく言われていれば嬉しくて拡散したくなるし、悪く言われていれば反論したくなる。そういう気持ちを一つにして、Twitter上で山田太郎の大応援団を増やしていきました。

ネットからリアルへ、リアルからネットへ

– ここまでネットの特性を理解して、活用できている候補は山田太郎陣営だけだったと断言していいと思います。とはいえ、「リアル」での活動がその土台にあったことも見過ごせませんね。

坂井)やはり、コミケ会場で3年間、ずっと演説をやってきた実績は大きかったと思いますね。最初は「ヲタクにこびてる」「こんなところで政治の話をするな」という批判も非常に大きかったけど、継続していくうちに応援してくれる人が増えてきた。そうした「実績・実体」があったからこそ、ネットで爆発的な拡散につながったのだと思います。

また、毎週水曜日に1時間番組を3年間続けてきたことも大きかったと思います。1時間番組ですので政策についてきちんと裏をとりコンテンツとして積みあげてきたこと、そして何よりも有権者とのリアルタイムのコミュニケーションで政治家本人が鍛えられ、ネットの本質である双方向性についての重要性を理解することができたというところでしょうか。

– 逆に、これはできなかった、もっとやりたかったことなどはありますか?

坂井)2月に気がついた「周りの人が自発的に発信する仕組み」を、もっと早くから立ち上げておけば良かったなと。選挙戦では最終的に「上級編」まで展開できましたけど、これをもっと組織的にできる訓練をしておけば、結果はもっと良かったかもしれません。

– それはぜひ、私が次の自分の選挙で試してみたいと思います(笑)。今後、このネット選挙の結果を受けて、どのような活動をしていきますか?

坂井)29万票という民意を受けたら、引くに引けませんよね(笑)。表現の自由を守る活動はなんらかの形で続けていきますし、ネット選挙のノウハウについて問い合わせも非常に多い。この分野のパイオニアとして積極的にイベントなどには登壇していきたいと思いますし、このやり方が全国比例以外で通用するかどうかはわかりませんけど、もっともっと深化していく未来を見たいと思いますね。

– 期待しています!本日はありがとうございました!

情報源: 無名な中年候補が、今井絵理子にすら肉迫?!29万票を獲得した山田太郎氏、そのネット選挙ブレーンに裏話を聞いてきた | 議員・政治家のホームページ制作(作成)、動画、SNS運用など、ネット選挙のコンサルティングは勝つ!政治家.comでネット選挙対策!