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NHK森友スクープ記者が実名証言「特ダネへの圧力」 | 文春オンライン

 安倍昭恵首相夫人が名誉校長を務める小学校に対し、国有地が格安で払い下げられた森友事件。メディアが取材合戦を繰り広げる中、NHKは報道姿勢が消極的で、安倍政権への忖度が取り沙汰されてきた。

 このほど、NHKで森友事件を取材していた記者が、「週刊文春」に手記を寄せ、上層部の意向で、報道が縮小した経緯を明らかにした。

 今回、手記を寄せたのは元NHK記者の相澤冬樹氏(56=現大阪日日新聞論説委員)だ。相澤氏はNHKの大阪報道部記者として、森友学園への国有地売却に近畿財務局の背任の疑いがあること、財務省が森友学園側に「口裏合わせ」を求めていたことなどをいち早く報じてきた。だが今年5月中旬、記者から考査部への異動を告げられ、8月末にNHKを退職した。

〈NHK大阪報道部の司法担当記者だった私は、発覚時から森友事件を追いかけ続けてきた。その間、感じてきたのは、事実をあるがままに報じようとしないNHKの姿勢だ〉(手記より)


首相答弁が改ざんを生んだ ©共同通信社
 手記では、安倍官邸中枢との太いパイプで知られる小池英夫報道局長からの圧力について言及している。

〈「私は聞いてない。なぜ出したんだ」

 電話の向こうで激怒する声が響く。声の主は、全国のNHKの報道部門を束ねる小池英夫報道局長。電話を受けているのはNHK大阪放送局のA報道部長だ。

 私はたまたまA部長のそばにいたため、電話の内容を知ることになった。「なぜ出したのか」と問われているのは、私が報じた森友事件の特ダネ。近畿財務局が森友学園に国有地を売却する前に、学園が支払える上限額を事前に聞き出していたというニュースだ〉

 昨年7月26日夜に報じたこの特ダネは、小池氏の怒りを受け、意味合いが弱められ、翌7月27日朝の「おはよう日本」ではオーダー(放送順)も後ろに下げられたという。


手記を寄せた相澤氏(写真右・「ニュースほっと関西」より)

 NHKは「報道局長の意向で報道内容を恣意的に歪めた事実はありません。なお、取材や制作の過程に関することにはお答えしていません」と回答した。

 12月13日(木)発売の「週刊文春」で、相澤氏は、小池氏らから受けた圧力の実態や、口裏合わせ報道などスクープの裏側のほか、退職後の取材で判明した森友事件の新事実についても綴っている。さらに、相澤氏は初の著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)で、スクープの発端からNHK退職までの一連の経緯を詳細に明かしている。国民の知る権利に奉仕することが求められる公共放送・NHKで、報道を巡り、政権への忖度が働いているとの当事者の実名証言は、今後波紋を広げそうだ。

情報源: NHK森友スクープ記者が実名証言「特ダネへの圧力」 | 文春オンライン

離島売り込み、長崎の4市町の「商社」都内に営業所 – 地方 | 日刊水産経済新聞

2017年4月12日


看板を掛け首都圏での離島売り込みに意欲をみせる対馬など4市町の関係者

 長崎県は10日、五島、壱岐、対馬など県内の離島の食材を首都圏へ売り込むための営業拠点「しまの商社 ボン・フロンティエール長崎」を、東京・四谷にある県東京支援センター内に開設した。

 五島市、上五島町、壱岐市、対馬市4市町の物産振興協会や生産者らが集まり、新たな販路や商品を生み出すために設立した「地域商社」で、島の特産品を知り尽くした営業のエキスパートを常駐(出張ベース含め)させる。

 常時営業活動できる環境を整えることで、食材販売を促進し、離島にいる生産者の生産と利益の向上、雇用の創出や若者の定着化を目指す。離島の食材を展示するほか、テストキッチンも併設して、商談だけでなく、試食も行えるようにした。

 水産品ではアカムツやカキ、アナゴなど活魚から加工品まで取り扱い、飲食店向けに鮮度抜群の魚を見繕った「鮮魚セット」などをアピールしていく。県企画振興部地域づくり推進課の福田三千年企画監は「4月に、国境離島への支援強化を目指した特別措置法(国境離島新法)が施行されたことにより、農水産物の輸送コスト低廉化へ予算が付いた。販路拡大につなげたい」と意欲を語っている。

 ボン・フロンティエールとは、フランス語でよい国境の意味。国境に近い離島には、おいしい食材が豊富にあることを表現した。

情報源: 離島売り込み、長崎の4市町の「商社」都内に営業所 – 地方 | 日刊水産経済新聞

長崎市│長崎市地域商社育成支援

長崎市地域商社育成支援
更新日:2018年11月19日 ページID:031298

域外への販路開拓セミナー
第4回 地域商社と域外への販売に必要なポイントを学ぶ
長崎市地域商社育成支援事業の一環として、全4回にわたり、販路開拓についてのセミナーを開催します。食品加工等を行っている事業者の皆様、是非ご参加ください。  ★セミナーのチラシと申し込みは コチラ           

 第4回目は次のとおり

日  時 平成30年11月28日(木曜日) 13時30分~14時30分
場  所 長崎市中央公民館 視聴覚室2階(長崎市魚の町5-1)
内  容 (1)食品販売に必要な衛生管理      (2)商品の魅力が伝わる売り場やパッケージ
講  師 (1)株式会社 ジョイフルサンアルファ   (2)株式会社 タナカヤ 
 地域商社について
地域商社は、単独ではマーケティングや販路開拓に取り組むことが難しい事業者に代わり、販路を新たに開拓し、収益を引き出す役割や、事業者に対する商品開発支援及びマーケティング等のコンサルティング機能を担います。

【活動内容例】

広く市内事業者の優れた産品を掘り起こす。
域外のバイヤーやシェフとのネットワークを構築し、市内産品を売り込む。
市場ニーズを把握する。
市場ニーズに合わせた商品開発・改良について、事業者にアドバイスする。
商品取引に係る決済の代行をする。
催事、インターネット通信販売などによる販売代行を行う。
地域商社育成支援について
魅力ある産品やサービスの販路を開拓し、従来以上の収益を引き出し、そこで得られた知見や収益を事業者に還元する「地域商社事業」に取り組む企業等を3年間継続して支援します。長崎市内の企業が地域商社を設立し、又は既にある地域商社機能を充実しようとする取組みを支援することで、事業者の売上拡大につなげるとともに、地域資源に磨きをかけ、域外に地域全体を売り出すことにより、「人」の交流を含めた地域経済の活性化を図ります。

長崎市地域商社事業費補助金
補助対象者  長崎市内に事業所を有する事業者又は団体(2者)
補助対象経費 地域商社事業に係る経費
営業費(旅費、サンプル購入費、会議費、バイヤー招聘費、 展示会出展費)
物流費(倉庫使用料、商品送料)
販売費(販売店舗家賃、ホームページ・通販サイト作成費、催事開催経費)
その他事務費(家賃、消耗品費)
3. 補助率等

平成30年度 補助対象経費の3分の2(限度額500万円)
平成31年度 補助対象経費の3分の2(限度額500万円)
平成32年度 補助対象経費の2分の1(限度額375万円)
4. 補助対象期間  交付決定後(平成30年7月予定)から平成33年3月31日までの3カ年度

5. 募集期間     平成30年6月25日(月曜日)から平成30年7月19日(木曜日)まで

6. 質問回答表    質問は随時受付し、「質問回答表」に掲載・更新していきます。     

その他、詳細は募集要項をご確認ください。募集要項や応募書類については、以下からダウンロードできます。
参考資料も併せてご覧ください。

●参考資料  
H30年2月市議会環境経済委員会資料(抜粋)  
長崎市第四次経済成長戦略(概要)

長崎市地域商社事業費補助金交付対象事業者2者を定しました。
長崎市地域商社事業費補助金交付選定審査会において、応募のあった4者の提案について審査し、補助金の交付対象事業者を決定しました。

【 選定結果 】         

  提案事業者
  結 果       

株式会社 タナカヤ   決 定
株式会社 ジョイフルサンアルファ   決 定
株式会社 長崎蒲正   非決定
株式会社 橋本商会   非決定
【 審査委員 】

須齋 正幸(長崎大学 経済学部教授)
野口 昌彦(株式会社高島屋 日本橋店シニアマネージャー兼ストアバイヤー)
松永 安市(長崎商工会議所 専務理事)
松本 謙(株式会社ファーマーズフォレスト 代表取締役)
宮﨑 弘志(国分首都圏株式会社 第二営業本部第一支店副社長兼第二支店長)  
地域商社育成支援事業業務委託(公募型プロポーザル)
域外との商取引に係る専門家に委託して、地域商社に伴走しながらその活動への助言や指導、事業の進捗管理をサポートします。

平成30年5月23日に実施した長崎市地域商社育成支援事業業務委託第2回特定審査委員会において受託者を決定しました。 【評価結果】
kekka

情報源: 長崎市│長崎市地域商社育成支援

地域商社育成事業、応募ゼロ 締め切り迫り長崎市が緊急会見 「やる気のある方挙手を」 [長崎県]|【西日本新聞】

 長崎市が本年度に始めた「地域商社育成支援事業」で、事業者の応募が、締め切りまで残りわずかになってもゼロにとどまっている。市は10日、“緊急会見”して「やる気のある事業者はぜひ挙手を」と訴えた。

 市内の魅力のある産品を域外に売り込む「商社」を育てる狙いで、事業を担う2社に対して営業や販路開拓に必要な経費を、初年度は1社当たり最大500万円、3年間で同1375万円助成する。国の地方創生推進交付金を活用。昨年度、事業を担う意向の有無をアンケートしたところ複数の事業者が関心を示したため、当初予算で計上した。

 6月25日に募集をスタート。市のホームページや長崎商工会議所を通じて呼び掛け、10を超える事業者から問い合わせはあったが、実際の応募はないという。締め切りは19日。事業費の3分の1から半分が自己負担となるが、低調な要因を市は「周知不足」とみる。

 補助対象者を選ぶ審査会が今月27日に迫るほか、本年度中に事業者と契約を交わさなければ交付金を国に返還する必要があり、市は事業者を確保したい考え。市議の一人は「事業を優先すれば審査が甘くなる恐れがある」と指摘する。

=2018/07/11付 西日本新聞朝刊=

情報源: 地域商社育成事業、応募ゼロ 締め切り迫り長崎市が緊急会見 「やる気のある方挙手を」 [長崎県]|【西日本新聞】

会社概要|対馬地域商社

会社概要
団体名 一般財団法人 対馬地域商社
所在地 [本 社] 〒817-1233 長崎県対馬市豊玉町貝鮒4-12
電話:0920-59-0339  FAX:0920-59-0455
[加工場] 対馬市豊玉町貝鮒4-12
[直売所] [とよたま物産店] 馬市豊玉町仁位988-3

設立目的
対馬市の経済基盤並びに産業資源の開発振興を積極的に行うとともに
対馬市の委託機構業務受注を図り経済安定と市民の生活基盤充実をもって
対馬市の発展振興に寄与することを目的とする

資本金
5,000,000円

事業内容
(1) 特産品にかかる情報の収集、活動、宣伝指導及び販売
(2) 対馬産品の特色を活かした加工品の開発及び生産む
(3) 農林水産加工場並びに関連施設の運営
(4) 対馬市の観光施設の管理運営、宣伝、観光客の誘致、案内及び宿泊施設の経営
(5) 対馬市の活性化を図るための開発
(6) 対馬市の委託等を受ける事業
(7) その他この法人の目的を達成するために必要な事業

(一財)対馬地域商社 〒817−1233 長崎県対馬市豊玉町貝鮒4−12 TEL_0920-59-0339 FAX_0920-59-0455

情報源: 会社概要|対馬地域商社

プーケット島、島まるごとキャッシュレスに: 日本経済新聞

世界有数のリゾート地、タイのプーケット島がIT(情報技術)を活用した「スマート島」に生まれ変わろうとしている。現地旅行会社がこのほど、決済、緊急通報、位置確認などが可能なQRコード付きのリストバンドを開発。タイ政府も普及を後押ししており、観光地を多数抱える同国の必需品として今後爆発的に広がる可能性もある。


プーケットはQRコード付きリストバンドでスマート観光都市を目指す(7月、タイ・プーケット)

「ここの読み取り機にリストバンドをかざしてください」。プーケットのアオ・ポー桟橋では海に向かう多くの観光客がQRコードが印刷された黄色いリストバンドを巻き、桟橋に設置された自動改札風の読み取り機に手首をかざして出入りしている。同島の旅行会社、プーケット・パトリツアーが開発したスマート・リストバンド「Flowlow(フローロー)」だ。

観光客は事前に自分のスマートフォン(スマホ)でQRコードを読み込み、名前やメールアドレス、パスポート番号などを登録する。桟橋から出入りした人の情報は記録されるので、事故が起こったときにツアー会社が誰がいないかをすぐ特定できる。

島への出入り確認はほんの序の口で、真の狙いは同バンドを通じて島全体をスマート観光都市にすること。現金なしで買い物でき、病院での治療も保険適用なら無料で受けられる。QRコードをスマホで読み取るだけで緊急通報もでき、救急車の呼び方を知らない外国人でも安心だ。全地球測位システム(GPS)機能も備え、遭難などの時も迅速に救出できる。

第1弾として7月末から、緊急通報と医療保険のサービスを始めた。決済については米決済大手「ペイパル」や中国アリババ集団の決済サービス「支付宝(アリペイ)」と交渉を始めており、QRコードとスマホを組み合わせる形でのキャッシュレス決済を検討している。プーケットや周辺の離島では中小零細業者が多く、クレジットカードが使えない商店も多いため、新しい決済システムによる地域活性化効果は大きい。


7月末から緊急通報と医療保険のサービスを始めた(タイ・プーケット島)

プーケット・パトリツアーは2500万バーツ(約8500万円)を投じ、スマート・リストバンドを開発した。開発は韓国企業に委託した。タイ政府、プーケット県は観光地をITで活性化する「スマート観光都市」を進めており、プーケットはそのモデル地区に選ばれている。スマート島化に好意的な商店、旅行業者も多いもようで、官民挙げて普及を後押しする動きが広がりそうだ。

同社はまず、30万本のリストバンドを製造した。ツアー参加者向けに1本50バーツで販売している。現在は同社が管理するアオ・ポー桟橋から出航する観光客のみが装着するが、今後はサービス範囲を拡大する計画だ。同社のチャイヤ社長は「プーケットのすべての桟橋の管理者と話を進めている。将来的には空港でも提供できるようにしたい」と話す。

中国人観光客を呼び戻す狙いも
タイ政府がスマート観光都市に力を入れる理由の一つは中国人観光客だ。2017年にタイを訪れた3500万人の外国人のうち、29%が中国人で、キャッシュレス決済、安全対策などを求める声が多い。7月にプーケットで中国人が死亡する転覆事故があったことも、スマート化を早めるきっかけとなった。

転覆事故では中国人観光客を乗せたボートが悪天候のもと出航を強行し、転覆。救出が間に合わず、50人近くが死亡した。一時的に中国人観光客が激減した。地元のアンダマン海観光業協会は「中国人観光客の減少による経済損失は7~8月だけで420億バーツ(約1428億円)」と推計する。スマート・リストバンドで遭難時の救出が容易になれば、中国人へのアピールになる。

プーケット県は19年末までに、3300台の監視カメラを繁華街に取り付ける計画を進めている。顔認証と組み合わせて指名手配犯らの発見に役立てる。

観光地のスマート化は日本でも進む。アリババ集団、騰訊控股(テンセント)は富士山近辺、九州など中国人が多く訪れる観光地で、スマホ決済の導入を進めつつある。キャッシュレス途上国の日本は中国人からすれば不便きわまりなく、対応が不可欠だからだ。

(バンコク=岸本まりみ)

[日経産業新聞11月28日付]

情報源: プーケット島、島まるごとキャッシュレスに: 日本経済新聞

「国民性は小学校の教室から作られている」5カ国の小学校を渡り歩いた女性が語る日本の可能性とは? 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

福井しほ2018.11.16 08:05dot.

キリーロバ・ナージャさん(撮影/福井しほ)

議論好きなフランス人、和を尊ぶ日本人。これらの国民性が小学校の教室から作られているとすれば、どう思いますか?

両親の仕事の都合で旧ソ連(ロシア)、イギリス、フランス、アメリカ合衆国、日本と5カ国の小学校を渡り歩いたキリーロバ・ナージャさんは、国や地域によって教室や勉強の仕方があまりにも異なることに衝撃を受けた。この体験を自身が連載するコラムで発信すると教育者の間でたちまち大反響を呼び、絵本『ナージャの5つのがっこう』(大日本図書)が生まれた。ナージャさんがAERA dot.に語った各国の国民性の驚くべき違いとは―――?

【イラスト特集】こんなに違う! 世界各国の教室はこちら

*  *  *
突然ですが、質問です。小学校の教室、覚えていますか?

教室内にずらりと並べられた四角い机には1クラス30~40名ほどの生徒たちが座り、無垢なその視線の先には教師が立つ。みんな一様に大きな黒板を見つめ、先生の話を聞く。学校によって多少の違いはあれど、多くはこんな光景だっただろう。

でも、これって、どの国も同じなのだろうか?

机を縦横きれいに整頓して授業を受けるのが当たり前――そう思っていたが、世界中で日本と同じような「教室」になっているのだろうか。

ナージャさんは、まだソ連だった時代のレニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。小学2年生の時にレニングラードを出たのを皮切りに、1990年代にイギリス、フランス、アメリカ合衆国、日本と計5カ国を移り住んだ。慣れない土地と言葉、価値観に戸惑う毎日。シャイだというナージャさんは、周りのクラスメイトや教室をじっと観察していた。すると、各国の教室の違いに気付いたという。

■私の手柄なのに! 優越感を楽しめなかった私の変化

あらためて、ナージャさんが移り住んだ5カ国を、ざっくりと整理しておこう。

・ソ連(6~7歳の約7カ月間)
・イギリス(8歳の約5カ月間)
・フランス(8~9歳の約半年間)
・東京(9~10歳の約1年間/11~12歳の約1年間)
・アメリカ(10~11歳の約1年間)

実際は、ソ連・レニングラードから京都に引っ越した時期もあったが、小学校ではなく弟とともに保育園に通っていた。また、中学時代はカナダにも移住したが、今回は小学校に絞って見てみよう。

まずは、イギリス・ケンブリッジでの話から。ナージャさんが通った小学校は、5~6人で一つの机を使う「グループワーク」スタイルだった。ナージャさんが当時を思い起こす。

「イギリスのがっこう」の教室 (c)Jun Ichihara

「テーブルごとに評価されるので、私が英語を話せないでいると同じグループの子が教えてくれます。英語を話せない日本人の女の子もいましたが、算数が得意で他の子に解き方を教えてあげていました。ロシアはグループワークをしないので、やはり個人主義の子が多くなる傾向にあります」

ロシアの教室では、日本と同じように黒板に向かって子どもたちが座る。横長の机一つに二人で座るのだが、男女がペアになり、左側に男の子、右側に女の子が座るケースがほとんど。座席も固定で席替えは滅多にない。だが、イギリスに移った途端、いくつか置かれた机をぐるっと囲むように座るグループワークに変化。言葉よりも大きな「壁」を感じた。

「最初は自分が解いた問題を隣の子に教えてあげるのに抵抗がありました。だって、私の手柄じゃないですか? 優越感を楽しみたいのに、私より算数ができない子に答えを教えなきゃいけない。でも、途中から『みんなができることのほうが嬉しい』と感じるようになるんです。そうなると、隣の子ではなく隣のグループと競争することに変わってくる。独り占めせずに教えるようになると、どうすれば分かりやすいかを考えるようにもなるんです」

競争の前に協調。ナージャさんはそんなイギリスの小学校に次第に馴染んでいくが、すぐにパリに引っ越すことになった。パリの小学校では机が向かい合わせに円や四角になって、真ん中に先生が入って授業をするスタイルだった。おしゃべり好きなフランス人は子どもの頃からなのか、教室では「議論することが良し」とされる文化だった。

■まるで「小さな国連」 あさがお育てにも一波乱

「(円状に座るのは)みんなと喋りやすくて、まるで小さな国連のようでした。色んな国から来ている生徒も多くて『私は何者なのか』『何を信仰するのか』といったことも度々議論になりました。私の家は無宗教でしたが、なぜそうなのかは考えたことがなかった。でも、ディスカッションを通して自分がどんな国から来て、どんな思考タイプなのかを考えるきっかけになったんです」

たとえ言葉を話せたとしても、主張したいことがなければコミュニケーションを取ることはできないと気付いたのは、この時だったという。とにかくパリの小学生は、よく喋る。政治や信条だけではなく、こんなことでも議論が巻き起こった。

「フランスのがっこう」の教室 (c)Jun Ichihara

「あさがお一つ育てるのでも、どう育てるのか話し合うように言われるんです。土に埋めて水をあげれば育つと思っていたけれど、『ちょっと待った!』と言う人が出てくる。『ティッシュにくるんで発芽させてはどうか』『土に水をかけてから種を入れるか、種を入れてから水をかけるか』なんて風に話し合うんです。育て終わったら、どこが良かったかをまた議論する。もちろん、枯れてしまった時は厳しいことも言われます。でも、それを含めて成長していくんですね」

議論が白熱すれば、そこは小さな子ども、時々けんかだって起きる。そんな時は、先生が間に入り、まるで会議を円滑に進めるためのファシリテーターのように流れを取り戻す。共に教え合うことが良いとされていた「イギリス式」からガチンコ勝負の「パリスタイル」への変化には、ナージャさんも戸惑ったという。

パリでビシバシと鍛えられた半年を経て、ナージャさんは東京に引っ越した。協調、議論の国を経て、日本で感じたのは「平等」が大切だということだった。

「みんなが同じ方向を向いて、授業を受けるのが日本式です。『みんなに平等』な机の配置ですよね。自己主張をせず、和を乱さず、溶け込むことが良いとされているのだと感じました。先生は私が教室に慣れることを期待していなくて、ただ席に座っていればそれで良いという感じ。先生が一方的に話すので、生徒は注目されていないような気がします。日本の小学生がフランスの座席で議論を求められたら、きっと困ってしまうでしょう」

そして1年後、小学校5年生になったナージャさんはアメリカ・ウィスコンシン州に引っ越す。ミシガン湖など五大湖に面する自然豊かなこの場所で、「自由の国」の洗礼を受ける。

■アメリカは自由で何でもあり! でも、大変だった

「教室はフランスと同じく円状で向かい合わせになるスタイルでしたが、その中にふかふかのソファが置いてあった。まるでリビングのようでした。算数などのプリントに書き込む時は机を使いますが、社会や英語はソファに座って読み聞かせのような授業です。ソファスタイルはいいですよ。リラックスできるし、勉強感がないので、みんな引き寄せられていく。先生とのコミュニケーションも取りやすいです。リラックスゾーンと集中ゾーンといった感じでメリハリもあって良かったです。『どこで何をやるか、どうすれば人は動くのか』と、先生のファシリテーション能力も問われていたかもしれません」

「アメリカのがっこう」の教室 (c)Jun Ichihara

ナージャさん曰く、アメリカは「すごく自由で、何でもあり」の国。ガムを噛んでもいいし、給食を残してもいい。しかし、その分ちゃんと主張もしなければならなかった。

「フランスとは少し違い、自発的に話さなければいけませんでした。お題があっても、先生はわざわざ『どう思う?』と話を振ってはくれません。私は主張するのが苦手だったので、すごく怒られたし、苦労しました」

そして、小学6年生になり、再び東京へと引っ越した。ナージャさんはこれまで5カ国の教室を見てきたが、日本の教室は机の配置など、ロシアの教室と少し似ているという。さらに、こんなことも。

「ロシアのがっこう」の教室 (c)Jun Ichihara

「日本もロシアも規則やルールがしっかりしていますよね。『これはこういうものである』と決めれば、そこから頑としているように思います。それに、政治や宗教の話がタブーのようになっている点もロシアと似ているかもしれません。フランスは違う宗教を持った人がたくさんいるから、理解しあう必要がある。でも、日本とロシアはその必要がなかったのかもしれません」

■結局、一番「面白い」教室は?

5カ国の小学校を経験したナージャさんだが、もちろん、その国の全ての教室がまるっとこの通りだというわけではない。時代や州が変われば変化することもある。事実、ナージャさんが通っていたアメリカの小学校は、現在、イギリス式「グループワーク」になっているという。

「その時々で子どもたちに何を教えたいのか、どう育ってほしいのかで教室も変わっていく。一方で、日本の教室には変化がないですよね」

そう言われてみれば……。いつ訪れても「これこれ」「懐かしい」とノスタルジックな気持ちを抱かせてくれるのが日本の教室だ。その意味で、教室に“進化”がないのかもしれないが、一方で「一番面白いのも日本の教室」とナージャさんは笑みをこぼす。

「机を一番自由に動かせるのが日本です。実は他の国では、机が固定されていたり重かったりするのでほとんど動かさない。だから、日本の教室はどの教室にでもなれる可能性を秘めています。でも、そんな自由さを生かしている教室はあまりないように思います」

「にほんのがっこう」の教室 (c)Jun Ichihara

確かに、記者が6年間通った小学校では5教科の授業でグループワークやディスカッションをしたことはなかった。先生の話を聞き、ノートを取り、教科書に線を引いた記憶ばかりが残っている。

「たとえば日本では私が授業についていけず、困っていても気にかけてはくれなかったんです。ですが他の学校は違って、注意深く見てくれる。ある意味、日本はシビアです。教える側も『同じであること』が大切なんですね」

先生が一番重視しているのは誰にも「平等」であること。ナージャさんは日本でそう感じ取ったという。そして、こんな経験も。

「一人だけ髪の色が違うと悪影響になるからと染めるように言われたことがありました。フランスで培ったディスカッション力で『校則には染髪はダメだとあります』と切り抜けましたが……。でも、爪の長さも決まっていて、一度白い部分を残していたら『あなたが切らないとクラスの評価が下がります』と連帯責任になったり。でも、爪の白い部分を残してなぜダメなのか、その理由は教えてもらえない。日本には規則がたくさんあるし、それ自体が悪いことではありません。ですが、なぜそのルールなのかの理由がはっきりしない。もしかすると先生も分からなくて、暗黙の了解みたいになっているから気付いていないのでは」

目の前にあるもの、定められたルールを当たり前だと受け入れることは“日本式正解”のようにも思えるが、その意識を変えるきっかけは「教室」に潜んでいるのかもしれない。(AERAdot.編集部・福井しほ)

■キリーロバ・ナージャ
ソ連(当時)レニングラード生まれ。数学者の父と物理学者の母の転勤とともに、6カ国(ロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダ)の各国の地元校で教育を受けた。電通に入社後、様々な広告を企画。「Sound of Honda/Ayrton Senna 1989」で国内外の賞を100以上受賞。2015年、世界のコピーライターランキング1位に。その背景にあった世界の多様でアクティブな教育のことをコラムとして連載し、キッズデザイン賞も受賞。「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」設立。好きなものはゾウと冒険。

情報源: 「国民性は小学校の教室から作られている」5カ国の小学校を渡り歩いた女性が語る日本の可能性とは? (1/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

「不自然なのは法律のほうだ!」仏スーパーマーケットが“違法”なスーパーを開店 | AdGang

Country:フランスIndustry:小売Company/Brand:CarrefourTime:2018

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Case: Black Supermarket
フランスの大手スーパーマーケット・Carrefourが仕掛けたソーシャルキャンペーンをご紹介。

農家が出荷する野菜のサイズが法律で厳格に定められており、規格のサイズに収めるために農薬などが使用されている「不自然な現状」に対抗するため、規格外サイズに育った野菜たちのみを販売する「ブラック(違法)スーパーマーケット」をスーパー店内の一角にオープン。「不自然なのは法律のほうだ!」と、改正を呼びかけました。

店内に設けられた「ブラックスーパーマーケット」。扱っているのは少し形がいびつな普通の野菜なのですが、「法律的には違法なもの」というイメージを強調し、まるでドラッグや武器を売るかのようなブラックな雰囲気をまとっています。




野菜を育てた農家の人々も、まるで闇社会の人間であるかのような雰囲気でポスターに登場します。

「違法バターナッツかぼちゃを生み出したゴッドファーザー」

「この“違法トマト”を食べれば、あなたも法律の不自然さを感じられるはず」

もちろん、実際に食べてみれば、それが大切につくられた安心な野菜であることは一目瞭然。消費者に実際に手にとってもらい、「自然な野菜のサイズを規制する法律のほうがおかしい!」と思ってもらうことがこのキャンペーン最大の目的です。

消費者からもクレームの声はいっさいなく、むしろ「よくやった!」という声が多く届いたそうです。

この刺激的なキャンペーンは国内外のメディアでも大きく取り上げられ、影響を見逃せなくなった政府はついに法律の改正を発表しました。

法律に沿わないものはすべて悪なのか。その法律自体を私たちは疑うべきではないか── 漫然と考えがちな“常識”に一石を投じた啓発キャンペーンでした。

(via Black Supermarket)

情報源: 「不自然なのは法律のほうだ!」仏スーパーマーケットが“違法”なスーパーを開店 | AdGang

琉球朝日放送 報道制作部 Qプラス » 新たな食の拠点「琉球王国市場」誕生

新たな食の拠点「琉球王国市場」誕生新たな食の拠点「琉球王国市場」誕生
那覇市の国際通りに12月1日、新たな食の拠点が誕生しました。

那覇市の「ハピナハ」跡地にオープンしたのは「琉球王国市場」。コンセプトは「美味しいと楽しいを結ぶマーケット」で、国内初出店を含む50店舗が出店しています。

市場のように活気づく館内では、日本各地の新鮮な食材や目の前で調理したメニューをその場で食べることができるとあって、訪れた人は出来立てのおいしさを堪能していました。

香港からの観光客は「おいしい!」「ここではおいしいものや地域の食べ物を買うことができてとても便利だと思います」と話していました。

琉球王国市場は午前11時から午後11時まで営業しています。

情報源: 琉球朝日放送 報道制作部 Qプラス » 新たな食の拠点「琉球王国市場」誕生

オープン糸島 in 大手町 【いいものイロイロ みる、きく、ふれる】 – 糸島市

オープン糸島 in 大手町 【いいものイロイロ みる、きく、ふれる】
更新日:2018年11月6日

内容
首都圏でも魅力的な移住先として注目を集める福岡県糸島市。
職・住・余暇が近接し、豊かさを実感できるまちです。
そんな糸島の魅力を、「みる」「きく」「ふれる」をテーマに体験していただける空間をご用意します。
1日だけ広がる糸島の空間をお楽しみください。
幣の浜

日時
平成30年12月1日(土曜日)  11時00分 ~ 17時00分

場所
TRAVEL HUB MIX (トラベルハブミックス)
東京都千代田区大手町2-6-2(JOB HUB SQUARE 1階)

イベント (参加無料)
トークセッション
  糸島への移住者が、それぞれの立場で糸島での生活について本音で語ります。
  子育て中のパパ、ママによるトークセッションです。

  大堂さん
 海上さん
 佐藤さん

ケータリング
  野菜も果物も肉も魚も豊富にそろうのが糸島の魅力のひとつです。
  糸島産の食材の素晴らしさを、シェフが創作する料理で味わってください。
  ケータリング肉
  ケータリング野菜

親子で楽しめる、糸島体験ワークショップ

 1 つみきプール(糸島産木材)

   木のぬくもりがある、つみきのプールで自由に遊べます。
   つみきは1人5個まで持ち帰りOK。
  つみきプール
 つみきプール2

 2 お箸づくり(糸島産木材)

   木のぬくもりと香りを感じる自分だけのお箸を作ります。
   できあがったお箸はお持ち帰りいただけます。
  お箸づくり
 お箸づくり2

 3 牛乳でバターづくり

   糸島みるくぷらんと「伊都物語」の牛乳を使ってバターを作ります。
   新鮮で濃厚なバターをその場で召し上がってください。
  バターづくり
 バターづくり2 

観光・移住相談
 糸島市への観光や移住について、スタッフ(市職員、先輩移住者、旅行業者など)が相談に乗ります。
 仕事、住まい、子育て・・・何でもご相談ください。
 イベント中はいつでも相談できます。
 
 観光情報はこちらから    → 糸島市観光協会ホームページ
 移住・定住情報はこちらから → 糸島生活WEBサイト

アンテナショップが出展
 糸島市のアンテナショップ「MAISON DELICE sanbancho(メゾンデリス三番町)」もイベントに参加します。
 
 アンテナショップの情報はこちらから → twitterページ、Facebookページ、Instagramページ

イベントスケジュール
11時15分~12時00分  ケータリング  (1回目) 定員50名
12時00分~12時30分  バターづくり  (1回目) 定員25名
12時30分~13時00分  お箸づくり   (1回目) 定員25名
13時00分~14時00分  トークセッション
14時00分~14時30分  バターづくり  (2回目) 定員25名
14時30分~15時00分  お箸づくり   (2回目) 定員25名
15時00分~15時45分  ケータリング  (2回目) 定員50名
15時30分~16時00分  バターづくり  (3回目) 定員25名
16時00分~16時30分  お箸づくり   (3回目) 定員25名

糸島からの贈り物
 イベントにご参加いただき、アンケートにご協力いただいた方に、ささやかな「贈り物」をプレゼントいたします。
 今回は「クッキー&コーヒー」をご用意しました。
 糸島からの贈り物
 写真はイメージです。

観光大使からのメッセージ
 糸島市の観光大使を務めていただいている、須田邦裕さん(俳優)と山内恵介さん(演歌歌手)から、それぞれ応援メッセージをいただきました。
須田邦裕さん(出演:テレビドラマ「半沢直樹」ほか)

写真  色紙   応援メッセージ

山内恵介さん(2018年「紅白歌合戦」出場)

写真 色紙   応援メッセージ

関連ファイル
tirasi2ご案内チラシ

周辺案内図
地図はドラッグ操作でスクロールします。

お問い合わせ
企画部 地域振興課
窓口の場所:本館2階
ファクス番号:092-324-0239

市民協働係
電話番号:092-332-2062

公共交通係
電話番号:092-332-2062

定住・学研都市係
電話番号:092-332-2062

情報源: オープン糸島 in 大手町 【いいものイロイロ みる、きく、ふれる】 – 糸島市