メガネっ子を悩ませる“メガネ顔”の恐怖とは?
2010年03月10日14時30分 / 提供:独女通信
近年のメガネブームもあり、メガネをかける人が確実に増えている。その増加とともに、注目され始めたのが“メガネ顔”だ。メガネ顔とは、メガネを外したときの顔の印象にギャップがありすぎる人のこと。メガネなしの顔だと本人と認識されないほどなのに、自分自身ではその“ギャップ”への自覚がまったくない。メガネをかけている顔しか見たことがなければ「外したときに違和感を覚えるのは当たり前じゃないか!」という意見はもっともなのだが、まるで別人に見えてしまうのだから不思議だ。まずは、「メガネ男子ブームでもてはやされていた、おぎやはぎ矢作兼の素顔にビックリ!」というマチコさん(32歳)の話を聞いた。
「ひょうひょうとしているところとか、お笑いから経済まで幅広い知識があったり、ゴルフがプロ級だったり、矢作さんはまさに理想の男性だわ!と思っていたんです。でも、ある番組でメガネを外した顔を見たときに『えっ!』って。実年齢より20歳はフケて見えたかな…。なんか、おじいちゃんみたいでした。でも、それはそれでかわいかったですけどね(笑)」改めて矢作さんの顔を写真で見てみると、ちょうどメガネのフレームと目の下のたるみが重なっていることに気がつく。フレームが目元を隠し、シワやクマなどがわかりにくくなるのだ。さらにセルフレームなどは、カラフルな物も多くフレームのインパクトが強いので、顔の印象に大きく作用する。
また、中学2年生以来、メガネ歴16年のトオルさん(30歳)は、ある朝、彼女にこう言われたそうだ。
「トオルって、メガネ顔になってない?」
トオルさんの場合は、メガネを取ると眼光が鋭すぎてしまうのだとか。もともと目鼻立ちがハッキリとしており、いわゆる“濃い”顔立ちだということは、自分でもわかっていた。しかし、彼女から「メガネをかけていないと、眼力がありすぎるね。ちょっとヘビみたい」と言われて、改めて気がついた。
「自分は目が悪いから、メガネをかけていないときの顔をマジマジと見ることがなかったんです。今、サングラスを含めて10本くらいメガネを持っていますが、仕事のときは自分の好き嫌いよりも、威圧感を与えないフレームはどれかな?って考えるようになりました。最近は、太めのセルフレームだと柔らかい印象になるなってことに気がついたんです」
いっそ、コンタクトに変えてみようと思った事もあるそうだが、先端恐怖症のせいかコンタクトを入れるのに2時間以上もかかるため、断念したそうだ。何もメガネ顔は男性に限った事ではない。女性でも同じ事がいえる。遠視用のメガネをかけて10年のさゆりさん(30歳)には、こんなエピソードを語ってくれた。
「友達と温泉旅行に行ったときの写真を彼と見ていたとき、彼からメガネ顔を指摘されました。遠視用のメガネは、レンズの性能と度の強さから少し目が大きく見えるんですよ。自分では見慣れた顔ですが、確かにアイメイク&メガネをした顔と比べるとかなり地味というか。彼は、それを馬鹿にするのではなく、『そういうさゆりもいいんじゃない?』って言ってくれました。正直、驚いた顔をされたときには、嫌われたんじゃないかと思ってヒヤヒヤしましたね(笑)」
男性が女性のすっぴんを見て「別人!」と驚くことがあるそうだが、メガネ顔もこのシチュエーションによく似ている。
メガネ顔=ネガティブなイメージだが、「長年、メガネをかけている姿しか見た事がなかったけれど、彼と付き合い始めて、メガネをとった顔に惚れ直した」という、保奈美さん(33歳)のケースもある。
「彼とは10年来の友達だったんですけど、2年前に付き合うようになってから、メガネを取った顔をはじめて見ました。昔の少女マンガじゃないけれど『あら、メガネを取った方がステキ!』ってなっちゃいましたね」
視力矯正のためにメガネをかけている人にとっては、メガネ顔といわれても迷惑な話だが、よくも悪くもメガネひとつで印象が変わるケースが多そうだ。本人にはなかなか自覚できないメガネ顔。メガネ愛好者のみなさん、自分の顔が「メガネ顔」ではないか、鏡でじっくりチェックしてみよう。(パンチ広沢)
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