村上龍iPadへ、「海のクジラ」独占配信 @wsjjapan

作家の村上龍氏が、自らの作品を、紙の書籍に先駆けて、米アップルの多機能端末「iPad(アイパッド)」向けに独占的に配信することを計画している

日本経済新聞によると、電子書籍には、映像や音楽家の坂本龍一氏が作曲する楽曲なども盛り込まれる
価格は1500円で、アップルの承認が得られ次第、配信が開始される

ミステリーの巨匠、スティーブン・キング氏は今年4月、最新の小説『Blockade Billy』を、ハードカバー版(米スクリブナー出版)の米国とカナダの書店での発売よりも1カ月早く、電子書籍として発売した
昨年2月には、短編小説『UR』を、米オンラインストア大手アマゾンの電子書籍端末「Kindle(キンドル)」の最新版の発売時期に合わせて、キンドル向けに独占的に配信した

アマゾンは、昨年12月にも電子書籍事業で大きな成果を達成した
米著名ビジネス作家、スティーブン・コビー氏から、同氏のベストセラー2種類の電子書籍を1年間独占的に販売する権利を獲得したのだ

新しい作品を電子書籍のみで、まず販売するという村上氏の計画は、基本的に出版サイクルから既存の出版社を完全に外すことになる
村上氏がこれまで発表した作品は、角川書店などの大手出版社から発売されている
『歌うクジラ』を連載していた講談社は、ハードカバーの出版を村上氏側と協議中としているが、詳細は未定のようだ

出版社による仲介が不要になれば、理論上、作家はこれまでよりもずっと多くの印税を手にすることになる
日本経済新聞によると、村上氏は、当初の販売目標を、電子書籍の開発コストが回収できる5000ダウンロードとしており、アップルが販売を承認すれば、収入の30%を手数料としてアップルに支払い、残りを村上氏、坂本氏、ソフトウエア会社で分配することになる

村上龍氏の決断に出版社は戦々恐々 – Japan Real Time – WSJ

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