アリババ「C2M」戦略強化/淘宝網が格安通販アプリ投入 | 亜州ビジネス

 顧客のニーズをダイレクトに製造へと反映させる「C2M(カスタマーtoマニュファクチャリング)」について、Eコマース中国最大手の阿里巴巴集団HD(Alibaba:BABA/NYSE、9988/HK)が事業体制強化に動いている。
傘下の淘宝網(Taobao.com)は26日、C2Mでオーダーメイドされた商品を低価格で提供するショッピングアプリ「淘宝特価版」を正式ローンチした。
地方中小都市や農村市場を開拓する「アリババ下方戦略」の一環という。21世紀経済報道が27日付で伝えた。

 「淘宝特価版」に対する市場の反応は上々だ。
中国エリアの「AppStore」で配信される無料アプリで、早くもダウンロード数1位に躍進している。

 淘宝C2M事業部の汪海・総経理(アリババ副総裁)は、向こう3年の「C2M」戦略を披露。
デジタルマーケティングを可能とする「淘宝特価版」を通じ、自社サプライチェーンに組み込まれた国内1000工場を生産額100億人民元(約1540億円)超の「スーパー工場」に転換。
総額100億人民元規模の新規受注を創造するとともに、生産額100億人民元超のデジタル産業クラスターを国内10カ所に打ち立てる――という「ダブル100億」の目標を掲げた。

 C2Mモデルについて汪氏は、
◆デジタル化管理によってメーカーの「ゼロ在庫」が実現できる、
◆製造サイドが消費市場変化を把握しやすくなる、
◆地方・農村都市の需要掘り起こしにつながる、
◆より良好なユーザーエクスペリエンスを提供できる―――という4点のメリットを力説した。

 アリババは早い段階からC2Mモデルが生み出す巨大マーケットに関心を寄せてきた。
2019年10月、傘下の共同購入サービス「聚画算(juhuasuan.com)」が中小企業の「C2M」業態を支援する「廠銷通」サービスを正式開始したと発表した。
12月2日には淘宝事業群が「C2M事業部」を立ち上げている。

 また19年7月に淘宝が配信開始した低価格帯ユーザ専用ショッピングアプリ「天天特価(Taobao Tejia)」は、クラウドストレージサービスを手掛ける阿里雲計算有限公司(Alibaba Cloud)と連携。
すでに「C2Mデジタルスマートシステム」へのバージョアップを終えた。
3年で1万カ所の提携工場をカスタマイズ改造する「天天工場計画」の遂行を宣言している。

情報源: 中国:アリババ「C2M」戦略強化、淘宝網が格安通販アプリ投入 / 中国産業データ&レポート 亜州ビジネス

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