2020/06/11 23:54
新型コロナウイルスの影響で今年4月から休業を続けていた大阪・新世界の老舗フグ料理店「づぼらや」が閉店することがわかりました。店先にあるトラフグの張り子の看板で有名なフグ料理店の「づぼらや」は1920年に創業し、一時は観光客などで賑わっていましたが、関係者によりますとここ数年は厳しい経営状況が続いていたということです。
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言を受けて、4月8日から休業し今月15日からの営業再開を目指していましたが、経営状況の改善が見込めないことから新世界本店、道頓堀店ともに閉店することを決めたということです。
従業員ら約100人にはすでに口頭で伝えていて、「づぼらや」の運営会社の松田隆治会長(72)は「長年支えてくれた取引先や従業員に申し訳ない気持ちです」と話しています。