2020年6月21日 10時30分
全国Bizサミットに集まった各地の首長やビズ代表と手をつなぐ小長井義正富士市長(前列左から8人目)と小出宗昭氏(同9人目)=2018年8月24日午後1時43分、静岡県富士市のロゼシアター、六分一真史撮影「中小企業を元気にして地方活性化を」と、12年前に誕生した静岡県富士市産業支援センター「f―Biz(エフビズ)」が今月末で閉鎖されることになった。
委託事業者の「イドム」(静岡市、小出宗昭社長)が国の事業で派遣した専門家による不正受給が引き金になった。
全国的に知名度が高く、順風満帆に見えたエフビズは、なぜ一気に閉鎖にまで至ったのか。3月にあった中小企業庁の処分発表が始まりだった。
「中小企業・小規模事業者ワンストップ総合支援事業」で、専門家5人が支援先の事業者を訪問せずに謝金や旅費2952万円を不正受給していた。