2021年06月05日 10時00分 公開
リサーチ会社のネオマーケティング(東京都渋谷区)は、全国の15~41歳の男女995人を対象とした「Z世代・ミレニアル世代のリアル」調査を実施した。
普段利用するSNSを尋ねたところ、YouTubeとLINEがいずれの世代も上位を占める結果となった。調査では、1996~2015年生まれを「Z世代」、1980~95年生まれを「ミレニアル世代」と定義した。
普段どのSNSを利用しているか尋ねたところ、いずれの世代も男性の1位が「YouTube」(Z世代:71.8%、ミレニアル世代:64.4%)だった。
次いで「LINE」(同:70.6%、同:63.2%)、「Twitter」(同:66.5%、同:50.8%)と続いた。また、女性の1位は「LINE」(Z世代:82.0%、ミレニアル世代:80.0%)。
次いで「YouTube」(同:74.8%、同:55.2%)、「Twitter」(同:74.0%、同:52.8%)だった。
普段利用するSNS(出典:ネオマーケティング)1~4位を占める「LINE」「YouTube」「Twitter」「Instagram」の順位に世代差はなかった。
しかし、女性は世代によって「YouTube」と「Twitter」の利用割合に大きな差があった。
「YouTube」はZ世代が74.8%であるのに対し、ミレニアル世代は19.6ポイント低い55.2%だった。
「Twitter」はZ世代が74.0%であるのに対し、ミレニアル世代は21.2ポイント低い52.8%という結果になった。商品購入時の選定材料としての重要度
商品購入時、企業やブランドの「ネームバリュー」「社会問題に対する取り組みをしていること」が選定材料として重要だと感じているか尋ねた。
その結果「ネームバリュー」について「重要」「やや重要」と回答した割合は、Z世代・ミレニアル世代いずれも約半数(Z世代:53.9%、ミレニアル世代:48.8%)だった。
商品購入時の選定材料(出典:ネオマーケティング)「社会問題に対する取り組み」は、両世代同じく46.6%が「重要」「やや重要」と回答した。
今回の調査では両者の価値に大きな差はみられなかったため、商品購入時において「Z世代はネームバリューを気にしない」「Z世代の方がより企業の社会問題への取り組みを重要視する」といった傾向はないようだ。
商品購入時の選定材料(出典:ネオマーケティング)気になることがあった時の行動
購買に限らず何か気になることがあった際、どういう行動を取ることが多いか尋ねた。
いずれの世代も「ブラウザで単語検索する」が最も多く、Z世代で67.7%、ミレニアル世代で71.8%だった。
気になることがあった時の行動(出典:ネオマーケティング)Z世代の多くは、ミレニアル世代と同じく「ググる」ことが多いようだ。
しかし、Z世代はブラウザ検索に次いで「SNSで単語検索する」が31.3%となっていて、Z世代にとって、SNSはブラウザに次ぐ検索ツールとしても機能しているようだ。商品購入時の相談相手
商品購入時の相談相手を尋ねたところ、Z世代の女性の44.4%は、商品購入時に親に相談することが分かった。
このことから、Z世代女性の購買行動において親の存在が非常に重要であるといえる。
商品購入時の相談相手(男性)
商品購入時の相談相手(女性)今回の調査は、同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」登録モニターを対象にWeb上で実施した。調査期間は5月24~26日。
情報源: Z世代が普段利用するSNS 「Instagram」や「Twitter」を抑え1位になったのは?:調査で判明(1/2 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン