返金希望250件、偽装牛肉混入で上峰町|saga-s.co.jp

2023/06/14 09:46 井手一希、樋渡光憲

福岡市の精肉販売業者が三養基郡上峰町のふるさと納税返礼品の納入業者に県外の牛肉を佐賀県産と偽って販売していた問題で、上峰町は13日、佐賀県産以外が混入した返礼品を受け取った寄付者2万4429人に対して「寄付金の返還に応じるメールを送った」と説明した。
そのうち返金を求められたケースは約250件という。

同日の町議会一般質問で河上昌弘同町まち・ひと・しごと創生室長が答えた。
町が福岡市の販売業者らに確認したところ、混入があったのは2021年11月から22年1月の出荷分。
1件あたり1・6キロのうち600グラムに佐賀県以外の九州産の黒毛和牛が混入していた。

年末の需要期で県産和牛が確保できなくなったといい、混入させた他県産の肉自体は「佐賀県産と同等以上で、利益追求のためではなく、数量確保の方策だったことが確認された」とし、他に同様の事案はないことも確認した。

武広勇平町長は、精肉販売業者の設立が返礼品取扱業者が取引を始める約1カ月前だったことを明かし、再発防止策として「納入業者に調査会社を入れることで今後、実績のない業者からの卸、納入ができないようにしたい」と述べた。(井手一希、樋渡光憲)

情報源: 寄付返金希望は約250件 ふるさと納税返礼品 偽装牛肉混入で上峰町 | 行政・社会 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞

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