「主婦、お年寄りに受けている/坂ノ途中(京都市南区)」サブスクリプション型コマース @kyoto_np

企業選定品の定期通販好評日写、サービス支援開始

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旬の野菜の定期的な宅配を紹介する「坂ノ途中」のホームページ

旬の野菜の定期的な宅配を紹介する「坂ノ途中」のホームページ

衣服や食品など企業側が選定した商品をインターネットで有料登録した会員らに定期的に届けるサービスを行う企業が増えている
「商品を選ぶ手間が省ける」と好評で、日本写真印刷はサービスを支援する業務を開始した

サブスクリプション型コマース(定期購入型商取引)と呼ばれ、米国など海外で活発に行われている

野菜販売会社「坂ノ途中」(京都市南区)は、一昨年秋から旬の野菜セットの販売をしている
希望に応じて毎週や隔週、1回につき2400円、3600円と4800円のコースが選べ、旬の無農薬野菜が届く
売り上げが順調に伸びているといい、「買い物に行きにくい、子どもが生まれた主婦やお年寄りらに受けている」という

ミクシィは9月、会員に毎月5種類(各2色)の女性のブラウスなどトップスを提案し、利用者が選んだ1着を届けるサービスを始めた
利用料は1カ月4200円
担当者は「オフィスカジュアルに悩む女性が多く、着こなしも含めて提案していきたい」と話す

千葉県の酒販会社が京都も含めた全国の日本酒を毎月定額で宅配したり、東京都のウェブサイト運営会社が毎月スタイリストが選んだ靴を会員に提案、販売する事業を始めるなど、サービスは拡大しつつある

そこで日本写真印刷は、企業・団体向けに定期購入型ネット通販のサポートを始めた
自社の物流管理や梱包(こんぽう)、発送業務のノウハウを生かし、システム構築の受注獲得を目指す
海外の先進事例の情報も収集する
同社は「ネットを通じた新たな販売手法で他社と違いを出したい会社のニーズに応えたい」と意気込む

ネット通販コンサルタントの井上敬介氏(京都市下京区)は「ネット通販は価格競争が激化し、リピーター確保が重要になってきたため、定期購入が増えている」と分析
「定期購入は3回程度で解約する人が多く、価格より品質で満足させられるかだ」と指摘する

【 2012年10月12日 09時21分 】

企業選定品の定期通販好評 日写、サービス支援開始 : 京都新聞

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